2012年06月06日-1
国税庁、13年度のオンライン利用率の目標72%

 国税庁は、昨年策定された「新たなオンライン利用に関する計画」(2011年8月3日IT戦略本部決定)を受けて、2013年度までのe-Tax等への取組み等について、同庁の業務プロセス改革計画(2012年5月28日財務省行政情報化推進委員会決定)を策定した。そのなかで、オンライン化された重点手続きのうち法人税など12手続きのオンライン利用率を、2013年度までに72%(2010年度70.1%)とする目標を掲げている。

 重点手続きについては、「新計画」において、「オンライン化手続きのうち、利用頻度が高い年間申請件数等が100万件以上のもの及び100万件未満であっても主として企業等が反復的・継続的に利用する手続き等」とされ、国税関係として15手続きが対象とされている。これら重点手続きについては、手続きの内容に応じて、「申告」、「法定調書」、「申請・届出等」の3つに区分し、区分ごとに一括して基本情報を記載している。

 重点手続きは、所得税申告、法人税申告、消費税(個人)申告、消費税(法人)申告、酒税申告、印紙税申告、法定調書(7手続き)、納税証明書の交付請求、電子申告・納税等開始(変更等)届出の15手続きだ。「新計画」では、オンライン利用率の2013年度の目標数値を、公的個人認証の普及割合等に左右される3手続き(所得税、消費税(個人)、納税証明書の交付請求)を50%、法人税等それ以外の12手続きを72%としている。

 そのほか、e-Taxの利用満足度を70%(2010年度66.4%)に、国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナーの利用満足度」を85%(同80.1%)に、ともに2013年度までに達成することや、ICT(情報通信技術)利用率を2013年度に65%(同57.3%)とすること、オンライン申請の受付1件当たりの費用を2010年度の581円/件から前年度比減少させることなどを掲げている。

 この件は↓
 http://www.e-tax.nta.go.jp/topics/gyopuro.htm

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