2011年10月24日-3
岩手・宮城県の一部地域の予定納税期限は12月15日

 岩手県及び宮城県の一部地域に納税地を有する人については、2011年3月11日から12月14日までに到来するすべての国税の申告・納付等の期限が12月15日とされたことに伴い、国税庁は予定納税の対象となる人には、11月中旬頃に所轄税務署長から予定納税額の通知を行うこととしている。この場合の予定納税額の納期は、第1期分、第2期分ともに12月15日となる。

 振替納税の手続きをしている場合は、納期の最終日に指定金融機関の預金口座から自動的に引き落とされる。なお廃業、休業、災害等のため、2011年分の所得税として見積もった額が、税務署から通知を受けた予定納税基準額よりも少なくなると見込まれる人は、12月15日までに予定納税額の減額を税務署に申請し、その承認を受けることにより、予定納税額を減額して納めることができる。

 また、東日本大震災の影響で国税に関する申告・納付等を行うことが困難な人は、個別に税務署に申請することで、期限を延長する措置を受けることができるので、状況が落ち着いた後、改めて相談するよう同庁では呼びかけている。さらに、申告は可能でも、財産に相当な損失を受け、資金不足で国税を一時に納付することが困難な人については、所轄税務署長に申請することにより、最長で3年間、納税の猶予を受けることができる。

 予定納税の期限が2011年12月15日とされるのは次の地域。「岩手県」は、宮古署管内の宮古市、山田町、大船渡署管内の大船渡市、陸前高田市、住田町、釜石署管内の釜石市、大槌町。「宮城県」は、塩釜署管内の多賀城市、気仙沼署管内の気仙沼市、南三陸町。なお、宮城県、福島県の4署管内の4市11町については、引き続きすべての国税の申告・納付等の期限が延長されている。

 この件の詳細は↓
 http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/jishin/yoteinouzei.htm

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