2011年04月28日-2
カメラ付携帯電話で東京都自動車税の納付の開始

 NTTデータはこのほど、2011年度東京都自動車税の支払方法のひとつとして、携帯電話によるバーコード読取型決済サービス「モバイルレジ」を活用したクレジット払いが、5月2日から可能になったと発表した。「モバイルレジ」は、請求書・納付書に印刷されたバーコードをカメラ付携帯電話で読み取り、モバイルバンキングを利用して支払いを行うサービスとして2007年からサービスを開始してきたもの。

 このたび、東京都より指定代理納付者の指定を受けたトヨタファイナンスとの提携により、決済連携によるクレジットカード納付を実現した。「モバイルレジ」を利用したクレジットカード決済は全国初となる。「モバイルレジ」を利用すれば、コンビニや銀行窓口へ出かける必要がなく、自宅や外出先から携帯電話の簡単な操作で支払いができる。東京都としても、納税者の利便性向上や納期内納税の促進に資することが期待できる。

 「モバイルレジ」を利用した東京都自動車税の支払方法では、納付書に印刷されているバーコードを「モバイルレジ」アプリがダウンロードされた携帯電話で読み取り、支払い内容を確認の上、クレジット番号などを入力して納付手続きを行うことができる。アプリがバーコード情報の解析を行うことから、納税通知書に記載されている「納付番号(12桁)や「確認番号(6桁)」の入力が不要となり、より簡単に支払いが可能となる。

 対象税目は2011年度東京都自動車税(2011年5月31日納期限の納税通知書が対象)で、利用期間は2011年5月2日から31日23時まで。利用可能カードは、「VISA」、「MasterCard」、「JCB」、「Diners Club」、「TS CUBIC CARD」。決済手数料は1件につき315円(税込み)。なお、都税事務所等の窓口ではクレジットカード納付はできず、また、過年度分の自動車税はクレジットカード納付できない。

 「モバイルレジ」は、東京都を含む19の自治体(品川区、大田区、杉並区、練馬区など特別区10区、調布市、府中市など8市)と民間企業約650社に導入されている(2011年4月19日現在)。NTTデータでは今後、従来の支払い方式であるモバイルバンキングに加えて、クレジットカード決済にも対応した「モバイルレジ」を、2013年度中に100自治体への導入、さらには電気・ガス・水道などの公共料金などへの導入拡大を目指す。

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