2011年01月20日-2
ニーズに合った電子納税の提案~国税庁

 国税庁は、自宅やオフィスにインターネットを利用できる環境があれば、簡単な手続きで利用できる電子納税を、ニーズに合わせて提案している。まず、「ダイレクト納付」は、事前に税務署に届出をしておけば、e-Taxを利用して申告や徴収高計算書を送信した後に、簡単なクリック操作で、届出をした預貯金口座からの振替により、即日または納付日を指定して納付することができる。

 つまり、納付日を指定して納付したい、税理士に納付を依頼したい、e-Taxで申告を行った後、続けて納付したい、といったケースでは「ダイレクト納付」がお勧めだ。ダイレクト納付は、電子申告等が可能な税目(源泉所得税、法人税、消費税等、申告所得税、酒税、印紙税)での利用が便利だが、e-Taxに納付情報データを登録すれば、上記の税目にかかわらず全税目で利用できる。

 次に、自分でe-Taxで電子申告している人はもちろん、電子申告していなくても自宅やオフィスでインターネットを利用できる人は、「インターネットバンキング」がお勧めだ。金融機関とインターネットバンキングの契約をしておけば、金融機関システムにログインし、インターネットバンキングの画面から納付することができる。納付方法には、登録方式と入力方式の2つがある。

 登録方式とは、e-Taxソフト等を利用して納付情報データを作成し、e-Taxに登録することにより、登録した納付情報に対応する納付番号区分を取得して、電子納税を行う方式。入力方式とは、e-Taxに納付情報データの登録は行わず、登録方式の場合の納付区分番号に相当する番号として、送付された納付書に記載のある番号または自身で納付目的コードを作成して電子納税を行う方式だ。

 最後に、自宅やオフィスでインターネットを利用できる環境がなくても、特定納税専用手続きを選択すれば、ペイジーに対応した金融機関のATMやモバイルバンキング(金融機関との契約が必要)による入力方式(上記に同じ)での納付を行うことができる。ただし、ATMの利用が可能な金融機関は、みずほ、三井住友、りそな、埼玉りそな、千葉、近畿大阪、東和、京葉、ゆうちょの各銀行に限られている(2010年12月現在)。

 電子納税のパンフレットは↓
 http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/e-tax/denshi_nozei.pdf

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