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上場企業の監査法人、今年は9月までに106社が異動

経営関連情報 - 2017年11月06日

 帝国データバンクが発表した「上場企業の監査法人の異動調査」結果によると、2017年(1月〜9月)に会計監査人(監査法人)の異動に関する適時開示を行った国内上場企業は106社となり、前年同期(2016年1月〜9月=131社)比で25 社減少(19.1%減)した。2015年以降の年別推移は、2015年(85社)→2016年(147社)と急増しているが、2016年は147社のうち24件が監査法人の合併による異動となっている。

 異動日(予定日)を月別でみると、「6月」(65社、構成比61.3%)が最多。3月決算の会社が多くを占めるなか、特殊要因がない場合(任期満了の場合)、各社は定期株主総会開催日を異動日としているためとみられる。また、106社を市場別にみると、「東証JASDAQ」が39社で最も多く、以下、「東証1部」(37社)、「東証2部」(20社)、「東証マザーズ」(8社)、「名証セントレックス」、「札幌アンビシャス」(各1社)と続いた。

 東京証券取引所によると、2017年9月30日時点の各市場の国内上場企業数は、「東証JASDAQ」708社、「東証1部」2032社、「東証2部」524社、「東証マザーズ」242社)となっており、各市場の異動率(今回異動が判明した社数÷上場企業数)は、「東証JASDAQ」が5.5%、「東証1部」が1.8%、「東証2部」が3.8%、「東証マザーズ」が3.3%となり、東証ASDAQ が高くなっている。

 106社の新たに就任した監査法人は、「仰星監査法人」と「有限責任監査法人トーマツ」が各12社で最多、「有限責任あずさ監査法人」(8社)、「新日本有限責任監査法人」(7社)、「太陽有限責任監査法人」、「PwC あらた有限責任監査法人」(各6社)と続いた。一方、退任した監査法人は、「新日本有限責任監査法人」が33社で最多、「有限責任監査法人トーマツ」(18社)、「有限責任あずさ監査法人」(10社)、「優成監査法人」(4社)と続いた

 106社の異動理由をみると、「契約の任期満了」が93社(構成比87.7%)で最多。以下、「監査法人をグループ会社と統一」(7社)、「監査法人から契約解除申し入れ」、「監査法人が上場会社監査事務所の準登録から取消」(各2社)と続いた。「契約の任期満了」は、任期満了に際し、各企業は自社の事業内容・事業規模に適した監査法人であるか、また監査法人の職務遂行能力、監査費用など総合的な観点から異動の必要性を判断して決定するもの。

 同調査結果は↓
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p171008.pdf



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