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2016年度のeラーニング市場は6.7%増の1767億円

経営関連情報 - 2017年04月17日

 矢野経済研究所がこのほど発表した「eラーニング市場に関する調査」結果によると、2016年度の国内eラーニング市場規模は、前年度比6.7%増の1767億円を見込んでいる。内訳は、法人向け(企業・団体内個人を含む)のBtoB市場規模が同1.8%増の597億円、個人向けのBtoC市場規模が同9.3%増の1170億円であり、同年度は、BtoB、BtoC両市場ともに市場拡大の見込みだ。

 2017年度の国内eラーニング市場規模は、前年度比1.5%増の1794億円と予測。BtoB市場は、eラーニングの利便性が高まる環境下、顧客企業におけるeラーニング利用の活発化が引続き予想され、またBtoC市場は、学習塾・予備校の映像授業をはじめ、それ以外の学習コンテンツの需要にも大きな変化はないものと考えられることから、2016年度に続き両市場とも市場拡大を予測している。

 BtoB市場は、eラーニングの利便性向上などを背景に顧客企業の利用が活発化し、2016年度の市場規模は前年度比1.8%増の597億円と堅調推移を見込む。スマートフォン、タブレット端末の普及による学習ツールの利便性向上や情報通信技術の向上、クラウド環境の進展は、eラーニングの利便性を高める環境を創出しており、顧客企業における利用機会の増加や顧客企業の拡大をもたらしている。

 一方、2016年度のBtoC市場規模は、前年度比9.3%増の1170億円を見込む。同市場は、2014年度を境に1000億円台の規模に拡大し、ここ数年eラーニング市場規模の拡大を牽引。2015年度は、大手通信教育事業者の限定的なサービス展開などの影響を受け、市場縮小となったが、2016年度は、主要通信教育事業者がサービスラインアップを拡充したのに加え、学習塾・予備校の映像授業の伸長が市場規模の拡大に貢献した。

 ただし、同市場では、学習アプリを始めとする無料のサービスも多く、市場規模には反映されないものの、サービス数、ユーザー数は、大きく増加しているものとみられている。インターネット上には無数の無料コンテンツが存在しており、参入事業者においては、これらとの差別化や、比較的低価格で提供される学習アプリ等に対し、どのように収益性を求めるかなどの課題も抱えている。

 同調査結果は↓
http://www.yano.co.jp/press/pdf/1677.pdf



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