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看護職員の離職率、常勤10.9%、新卒看護職7.8%

経営関連情報 - 2017年04月07日

 日本看護協会が全国の病院を対象に昨年10月に実施した「2016年病院看護実態調査」結果(有効回答数3549施設)速報によると、2015年度の常勤看護職員の離職率は、前年度比0.1ポイント増の10.9%で、2010年度に11.0%を記録して以降、ほぼ横ばいの状況が続いている。また、新卒看護職員の離職率は、同0.3ポイント増の7.8%で、2011年度に前年度の8.1%から7.5%に減少して以降、7%台後半で推移している。

 病床規模別にみると、常勤・新卒ともに、小規模病院ほど離職率が高くなる傾向にあり、「99床以下」では常勤12.3%、新卒13.9%と高い。設置主体別では、常勤・新卒ともに、離職率が相対的に高いのは「個人」病院で、常勤17.3%、新卒17.6%。また、都道府県別にみると、常勤の離職率は高い順に、「東京都」(14.4%)、「神奈川県」(13.9%)、「大阪府」(13.1%)、「埼玉県」(12.7%)などで、大都市部で高い傾向が継続している。

 自院の看護職員数の充足状況については、「不足感がある」(33.1%)と「やや不足感がある」(42.6%)とで全体の75.7%にのぼった。病床規模別では、「500床以上」の病院の不足感が強く、100〜400床の病院では不足感の違いはみられない。職種別の充足状況は、「不足感がある」と「やや不足感がある」の計が、看護師75.0%、看護補助者74.6%と高い割合を示した。一方、准看護師については同計14.0%にとどまった。

 2017年度採用予定の新卒看護師の予定初任給は、平均基本給与額が「高卒+3年過程卒」で19万8668円、「大卒」で20万5686円。諸手当を含めた平均税込給与総額は、「高卒+3年過程卒」で26万3131円、「大卒」で27万1694円であり、いずれも若干ではあるが、過去5年で最も高くなっている。なお、「勤続10年、31〜32歳、非管理職」の看護師の給与は、平均基本給額が24万4024円、平均税込給与総額は31万9685円だった。

 勤務状況をみると、夜勤形態は、「二交代制(夜勤1回当たり16時間以上)」が62.0%で最も多く、次いで「三交代制(変則含む)」が35.7%、「二交代制(夜勤1回当たり16時間未満)」が21.6%などとなった。また、夜勤に従事した看護職員全体における月当たり夜勤時間の分布をみると、月72時間以上の夜勤勤務者が34.8%にのぼり、前回調査(2012年)の32.0%より若干だが増加していた。

 同調査結果は↓
http://www.nurse.or.jp/up_pdf/20170404155837_f.pdf



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