2012年06月28日-2
電子書籍の認知度は約7割・利用意向は6割弱

 楽天リサーチが20歳~69歳の男女を対象に実施した「電子書籍に関する調査」結果(有効回答数1000人)によると、電子書籍の認知度は、「よく知っている」(18.9%)と「やや知っている」(50.2%)を合わせ約7割となった。また、利用経験と利用意向は、「利用したことはないが、今後利用したい」が40.9%、「利用したこともあるし、今後も利用したい」が15.0%と、6割弱が利用したいと考えていることが分かった。

 電子書籍を利用したい人のその理由(複数回答)は、「何冊も書籍を持ち運ぶ必要がなく、手軽になる」が67.6%で最多、次いで「すぐに欲しい書籍を購入し、手元にダウンロードできる」(44.2%)、「1冊あたりの単価が下がり、購入コストを抑えられるようになる」(31.8%)と続く。電子書籍を利用したい場面(複数回答)では、「待ち時間で」(58.7%)、「休日の空いた時間に」(36.0%)、「通勤・通学時間に」(34.7%)が多かった。

 電子書籍を読む際に使いたい端末(複数回答)は、「スマートフォン」が44.7%でトップ、「iPadなどのタブレット型多機能携帯端末」(41.1%)、「パソコン」(35.4%)、「電子書籍専用端末」(20.4%)と続く。一方、電子書籍を利用したくない人のその理由(複数回答)は、59.4%と6割近くが「紙で読むほうが好きだから」と答えたほか、「電子書面で文字を読むのが疲れる」(45.4%)、「端末が高そう」(28.3%)などが挙げられた。

 なお、紙の書籍と比べてどの程度割安なら電子書籍を購入するかを聞いたところ、突出して多かったのは、「50%ほど安い(半額)」(35.5%)と「100%安い(無料)」(27.7%)の2回答だった。読んでみたい電子書籍コンテンツのジャンル(複数回答)は、「小説」が54.6%で最多、次いで「旅行・ガイドブック」(40.3%)、「雑誌」(36.0%)。電子書籍コンテンツのけん引役とみられている「コミック」は3割強(31.1%)にとどまった。

 同調査結果は↓
 http://research.rakuten.co.jp/report/

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