2012年06月28日-1
男の幸せ、仕事よりプライベート優先派が圧倒的

 明治安田生活福祉研究所が全国の20歳~64歳の男性3093人を対象に実施した「男性の幸せに関する意識調査」結果によると、「自分の生活優先派」が74.0%と4分の3を占め、「社会貢献派」はわずか7.8%だった。また、仕事優先かプライベート優先かでは、「プライベート優先派」が52.7%で、「仕事優先派」の17.5%を大きく上回った。若い世代ほど「プライベートを優先したい」と主張する割合が高く、特に20代既婚者の高さが目立つ。

 「男の幸せ」は何かと聞いたところ、「幸せな家庭を作ること」(29.0%)が頭一つ抜けている。次いで「好きな仕事をすること」(10.2%)、「パートナーを愛すること」(10.1%)、「家族の生活を支えること」(9.2%)、「パートナーに愛されること」(8.9%)など。「幸せ」のために必要なもの(複数回答)では、「お金」(78.1%)、「良きパートナー(妻・恋人)」(70.3%)、「健康」(58.4%)、「安定した仕事があること」(51.1%)が5割以上だった。

 「現在のあなたの幸せ度は10点満点で何点か」の質問では、20~50代の平均点は6.01点であり、女性調査での幸せ度6.94点を1点近く下回った。女性が8点を頂点とした山型であるのに対し、男性は5~8点に各15%程度分布する丘状というように違いがみられた。幸せ度7点以上の割合も男性が女性を10ポイント程度下回った。男性は、「仕事」や「家族の生活を支える」といった局面で辛さを感じることが多いのだろうか。

 夫婦関係については、休日に10時間以上一緒に過ごしている夫婦の場合、夫の3人に2人(66.9%)が「離婚を(一度も)考えたことはない」と答え、離婚を(ときどきも含め)考えている夫は1割強(14.1%)に過ぎない。ところが、一緒の時間が3時間を切ると、離婚を一度も考えたことのない夫の割合は半数を大きく割り込んでしまい、逆に3人に1人以上が離婚をときどきあるいは今考えている。

 同意識調査結果の詳細は↓
 http://www.myilw.co.jp/life/enquete/pdf/20_01.pdf

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