我が国の地方・中小建設企業（専門工事業者を含む）には、海外展開への意欲があり、海外の現場で競争力を持つような技術を有するものもあるが、海外事業における知識・ノウハウの不足が課題となっている場合も少なくない。このため国土交通省では、意欲と能力のある地方・中小建設企業が海外への初めの一歩を踏み出すための支援として、地方・中小建設企業のための「海外展開支援アドバイザー事業」を25 日から開始した。
海外での事業展開に関するノウハウの不足を補うため、海外での現地法人等の設立、営業活動、契約制度、プロジェクト管理等の個別・具体的な相談について、海外プロジェクトに詳しい弁護士や中小企業診断士などの専門家からアドバイスを受けることができる「海外展開支援アドバイザー事業」（相談窓口設置）を開始。相談受付期間は、2012 年６月25 日（月）～2013年3月22日（金）。
自社の建設技術やノウハウを活かして海外での事業展開を考えている地方・中小建設企業に対し、「海外の建設事情を知りたい」、「現地法人の設立手続きを知りたい」など、海外事業に関する相談について、専門家が丁寧にアドバイスする。アドバイザーによる相談対応は、１企業につき２回まで無料で利用することができる（１回あたり２時間程度）。相談を希望する人は、海外展開支援アドバイザー事務局まで問い合わせを。
なお、海外での事業展開に関心のある地方・中小建設企業を対象に、「海外展開セミナー」を開催する予定。「海外建設市場の現状と地方・中小建設企業の海外進出」に関する有識者の講演や、海外進出企業による事例紹介等を予定。また、海外展開支援アドバイザー事業の実施等、海外展開支援に関する情報を随時配信する（無料）。配信を希望する場合は、下記アドレスに申し込みを。
配信の申込みは↓
http://www.kaigai-sodan.jp/mailmaga/