2012年06月27日-1
アルバイトに関する「イメージ」と「意識・行動」

 インテリジェンスが運営する求人情報サイト「anレポート」が、アルバイト・パート経験があるもしくは未経験だがアルバイトをしたいと思っている15歳~25歳の男女を対象に実施した「若年層ライフスタイル調査」結果(有効回答数2447人)によると、一般的にアルバイト募集の多い職種について、それぞれのイメージを聞いたところ、大半の職種で「大変そう」という回答が上位1、2位に挙がった。

 アルバイトは「大変」という印象が強い中、「コンビニスタッフ」、「カフェスタッフ」は「大変そう」が上位3位以内にはなく、ランク外。特に「コンビニスタッフ」は、「未経験でもできそう」が2位に入っており、比較的易しいい仕事にみえるようだ。「事務」、「コールセンター」は「女性が多く働いていそう」が1位、また、「居酒屋店員」、「カフェスタッフ」、「ファーストフード」は、「若い人が多く働いていそう」が1、2位に挙がった。

 このように、働いている従業員層のイメージが強い職種の場合、自分の属性に近い人や一緒に働きたい属性の人が多そうだと感じるものに対しては、より親近感、安心感を持って、応募しやすいと考えられる。しかし反対に、こういうイメージが弱い「販売スタッフ」や「警備員」、「軽作業」などの職種は、上記の職種よりも遠い存在に思われてしまう可能性がある。求人募集の広告を出す際には、ひと工夫したいところだ。

 また、「大変そう」や「仕事の内容が分からない」などのイメージが高いものは、仕事の内容を具体的にわかりやすく説明することを心がけたい。反対に、「オシャレ・かっこいい」、「給料が高そう」など、プラスのイメージがすでに高い職種は、求人募集に際してもそのイメージをうまく活用したい。とはいえ、イメージは人それぞれ。求人広告や採用時の面接で、具体的な仕事内容や給与体系をしっかり説明しておくことが大切だ。

 若年層がアルバイトに対して給与以外で期待することでは、最も多い回答は「人生経験になること」で50.6%と約半数を占め、以下、「他の経験が身につくこと」(48.9%)、「社会人としてのマナーが身につくこと」(40.3%)、「自分の成長につながること」(36.7%)といった回答が多かった。多くの若年層がアルバイトをすることで何らかの経験や知識、スキルを身につけ、自身の成長につなげたいと考えていることがうかがえる。

 同調査結果は↓
 http://weban.jp/contents/an_report/pdf/trend/trenddata20120618.pdf

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