2012年06月18日-1
家族とのコミュニケーションを大切にする女性

 連合(日本労働組合総連合会、古賀伸明会長)は、「人と人とのつながり(絆)に関する調査」を実施した。調査は、携帯電話によるインターネットリサーチにより、2012年4月1日~4日の4日間において実施し、1000人(調査対象者:20歳以上のアルバイト・パートを含む有職者)の有効サンプルを集計した。 調査結果によると、「職場でプライベートの相談ができる人がいる」男性は51.2%、女性は63.8%だった。

 家族や親戚とのつながりについて「大切だと思う」と回答した割合をみると、「配偶者」とのつながりは87.9%、「子ども」とのつながりは92.3%、「両親」とのつながりは82.8%、「兄弟姉妹」とのつながりは69.2%、「親戚」とのつながりでは32.3%。身近な人とのつながりを大切だと思う人の割合は高く、特に子どもや配偶者とのつながりについて「大切だと思う」割合は9割前後と、家族や親戚の中でも特に高い割合を示している。

 職場の上司、同僚とのつながりについて「大切だと思う」と回答した割合をみると、「職場の上司」とのつながりは29.7%、「職場の同僚」とのつながりは43.3%。家族や友人とのつながりを「大切だと思う」とした割合と比べると低いが、「大切だと思う」に「どちらかといえば大切だと思う」を加えると、「職場の上司」とのつながりを「大切だと思う」と回答した割合は83.7%、「職場の同僚」は90.1%と、親戚との同程度の結果になった。

 家族とコミュニケーションを「とっている」(「頻繁にとっている」と「ある程度とっている」の合計)と回答した割合(「該当する人はいない」との回答者を除いた数を基数とした割合)をみると、配偶者がいる476人では「配偶者」とは87.4%、子どもがいる447人では「子ども」とは89.1%と9割近くとなったが、両親がいる933人では「両親」とは71.2%、兄弟姉妹がいる885人では「兄弟姉妹」とは52.5%にとどまっている。

 男女別にみると、「子ども」とコミュニケーションを「とっている」割合は男性83.6%、女性94.6%と女性が10ポイント以上高くなり、「頻繁にとっている」は、男性40.0%、女性65.3%と男女間の差はさらに大きくなっている。両親や兄弟姉妹についてもみると、「両親」とは男性63.3%、女性79.3%と女性が16.0ポイント高く、さらに「兄弟姉妹」とは男性39.9%、女性64.9%と女性が25.0ポイント高くなっている。

 同調査結果は↓
 http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/chousa/data/20120611.pdf

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