2012年05月17日-2
大学生の就職率2.6ポイント増の93.6%に~厚労省

 厚生労働省は15日、この3月に大学を卒業した学生の就職状況を文部科学省と共同で調査、4月1日現在でまとめた。調査対象は全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校から抽出した112校、6250 人。就職率は、大学93.6%で前年同期比2.6ポイント増、短期大学(女子学生のみ)89.5%で、同5.4ポイント増、高等専門学校(男子学生のみ)100%で、同1.3ポイントの増、専修学校(専門課程)93.2%で、同7.0ポイント増。

 調査校112校の内訳は、国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校。調査対象人員6250 人の内訳は、大学、短期大学、高等専門学校併せて5690 人、専修学校560人。それぞれの大学、学校などで、所定の調査対象学生を抽出した後、電話・面接等の方法により、性別、就職希望の有無、就職状況などにつき調査している。なお、就職率とは、就職希望者に占める就職者の割合。

 2012年3月卒業者数は、大学55万人、短大6万6000人、高専1万200人、専修学校21万5000人。うち就職希望者数は、大学38万1000人、短大4万9000人、高専6400人、専修学校18万8000人。うち就職(内定)者数は、大学35万6000人、短大4万4000人、高専6400人、専修学校17万5000人だった。卒業者数は、文部科学省「学校基本調査」から推計した数値で、就職希望者数と就職(内定)者数は本調査結果から推計した数値。

 なお、厚労省では、1月より文部科学省及び経済産業省との連携により、「卒業前最後の集中支援2012」に取り組んだ。また、就職が決まらないまま卒業した学生に対しても、就職内定者と同様に社会人としてのスタートが切れるよう、6月末までを目途にジョブサポーターによる集中的な個別支援を実施し、1日でも早い就職の実現に向け、全力を尽くしている。

 この件の詳細は↓
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002a4ov-att/2r9852000002a4qc.pdf

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