中小企業庁は、中小企業が抱える取引上の様々な悩みなどの相談への対応や裁判外紛争解決手続（ＡＤＲ）による迅速なトラブルの解決を図るため、2008年度から「下請かけこみ寺」を全国48ヵ所に設置しているが、今月10日から相談受付の電話番号をフリーダイヤル（０１２０－４１８－６１８）とした。通話料無料で利用できる。同庁では、気軽に相談するよう呼びかけている。
全国48ヵ所に設置している「下請かけこみ寺」では、中小企業の取引上の悩みなどについて、企業間取引や下請代金法などに詳しい相談員や弁護士が無料で相談に応じている。中小企業経営者からの「取引に関する相談」であれば、業種を問わず、あらゆる相談に対応する。また、相談内容はもちろんのこと、相談を受けたこと自体の秘密も厳守する。取引の相手先への連絡も当然しない。また匿名の相談もできる（弁護士への相談を除く）。
フリーダイヤル「０１２０－４１８－６１８」で、電話を発信した都道府県内にある「下請かけこみ寺」に自動的につながる。携帯電話やＰＨＳからも利用できる。また、最寄り以外の下請かけこみ寺を利用したい場合は、直通電話番号も利用できる（この場合は電話代がかかる。全国48ヵ所の直通電話番号は、下記ホームページ内に掲載されている。ＨＰアドレスは、http://zenkyo.or.jp/kakekomi/address.htm 。
「支払日を過ぎても代金を支払ってくれない」、「原材料が高騰しているのに単価引上げに応じてくれない」、「発注元から棚卸し作業を手伝うよう要請された」、「お客さんからキャンセルされたので部品が必要なくなったと言って返品された」、「『歩引き』と称して、代金から一定額を差し引かれた」、「長年取引をしていた発注元から突然取引を停止させられた」などの場合、すぐ相談を………。
この件は↓
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2012/0510FreeDial.htm