2012年05月10日-1
こどもの数は1665万人、31年連続で減少中~総務省

 5月5日の「こどもの日」にちなんで、総務省は2012年4月1日現在におけるこどもの数(15歳未満人口。以下同じ)を推計した。それによると、子どもの数は前年に比べ12万人少ない1665万人で、1982年から31年連続の減少となり、過去最低となった。男女別では、男子が852万人、女子が812万人となっており、男子が女子より40万人多く、女子100人に対する男子の数(人口性比)は104.9となっている。

 こどもの数を年齢3歳階級別にみると、12~14歳357万人、9~11歳347万人、6~8歳325万人、3~5歳321万人、0~2歳316万人。総人口に占める割合は、12~14歳2.8%、9~11歳2.7%、6~8歳2.5%、3~5歳2.5%、0~2歳2.5%。中学生の年代(12~14歳)、小学生の年代(6~11歳)、未就学の乳幼児(0~5歳)の三区分では、それぞれ357万人(総人口の2.8%)、671万人(同5.3%)、637万人(同5.0%)となっている。

 こどもの割合は、1950年には総人口の3分の1を超えていたが、第1次ベビーブーム期(1947年~1949年)の後、出生児数の減少を反映して低下を続け、1965年には総人口の約4分の1となった。その後、第2次ベビーブーム期(1971年~1973年)の出生児数の増加で僅かに上昇したが、1975年から再び低下、1997年には65歳以上人口の割合(15.7%)を下回って15.3%となり、現在は13.0%で過去最低となった。

 都道府県別(2011年10月1日現在)では、前年に比べ増加は東京都及び福岡県で、その他の道府県では同数または減少している。こどもの割合をみると、沖縄県が17.7%と最も高く、次いで滋賀県が14.9%、佐賀県が14.5%など。一方、秋田県及び東京都が11.3%と最も低く、次いで北海道が11.8%などとなっている。全国平均(13.1%)と比べると、25県が上回っており、3府県が同率で、19都道府県が下回っている。

 この件の詳細は↓
 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi591.htm

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