2012年04月18日-1
IT海外ショッピングの5つの注意点公表~消費者庁

 消費者庁では、昨年11月1日から、「越境取引に関する消費者相談の国際連携の在り方に関する実証調査」の一環として、「消費者庁越境消費者センター(CCJ)」を開設、海外ショッピングでトラブルに遭った消費者からの相談を受け付けている。2011年度末時点で、相談件数は767件にのぼり、「注文した商品が届かない」、「注文した商品は届いたが、縫製が乱雑で模倣品だった(模倣品の到着)」など多くの相談が寄せられている。

 相談者の購入商品は、日本では発売されていない玩具、模型、楽器、車の部品等「趣味用品」が多い。同庁では、これらの相談を通じ、多く見られた代表的なトラブル事例やインターネットを通じた海外ショッピングに際して消費者が注意すべき5つのポイントをまとめた。そのポイントは、(1)安心して利用できるECサイト等であるか判断するため、所在地や連絡先、他の利用者の評価など事業者の情報を自分でしっかりと確認すること。

 (2)一般に流通している価格よりも大幅に安く販売されている場合など、購入する商品が模倣品でないか十分に注意すること。(3)意図せず模倣品を購入してしまった場合であっても、返品や返金を求めることは非常に困難なことから、配送方法や配送までにかかる期間、関税がどの程度かかるかを知っておく、事前に調べておくことで、購入後に無用なトラブルに巻き込まれる可能性を 減らすことができる。

 (4)購入する商品が日本国内への輸入が禁止または制限されている物品でないか確認すること。購入する商品がこれらに該当する場合、消費者自身が違反に問われたり、必要な手続きを取っていなかったために税関で輸入が許可されない場合もある。(5)商品違い(色違い、サイズ違い等)など購入後にトラブルに遭遇することもあるため、キャンセル・返品条件、利用規約は事前に必ず確認すること、の5つの注意点を挙げている。

 この件の詳細は↓
 http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/120411adjustments_1.pdf

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