新小学１年生が元気に通学するシーズンだが、21世紀を担う子どもたちは、将来どのような職業を希望し、親たちはどのような職業に就いてもらいたいと夢見ているのだろうか。ランドセル素材を製造するクラレが実施した「新小学１年生が将来就きたい職業、親が就かせたい職業に関するアンケート調査」では、子供が将来就きたい職業のトップは、男の子は「スポーツ選手」、女の子は「パン・ケーキ・お菓子屋」となった。
調査結果（有効回答数：子ども4000人、親4000人）によると、男の子が希望する職業は「スポーツ選手」（26.7％）が調査開始以来14年連続で断トツの第１位となった。次いで、「警察官」（8.2％）、「運転手・運転士」（7.8％）、「ＴＶ・アニメキャラクター」（6.3％）、「消防士」（5.9％）までがベスト５。スポーツ選手のなかでは、「サッカー選手」（67.6％）と「野球選手」（19.1％）で大半を占めるが、野球選手は過去最低の割合となった。
対して、親が男の子に就いてほしい職業のトップは、「公務員」（20.8％）が１位、次いで「スポーツ選手」（11.4％）、「医師」（8.5％）、「会社員」（7.3％）、「消防士」（5.2％）までがベスト５となった。親への調査は1992年から実施しているが、上位３つの顔ぶれは21年連続同じ。スポーツ選手の内訳は、子供と同じく「野球選手」（26.9％）が減少し「サッカー選手」（31.7％）が増加している。
一方、女の子は、「パン・ケーキ屋・お菓子屋」（32.2％）が14年連続で１位。昨年まで13年連続で２位を守っていた「花屋」（11.0％）が、初めて３位にランクダウンし、代わって「芸能人・タレント・歌手・モデル」（11.1％）が２位に上昇した。対して、親が希望する職業は、「看護師」（16.5％）が15年連続のトップ、以下、「公務員」（9.5％）、「薬剤師」（9.4％）、「保育士」（9.1％）、「パン・ケーキ屋・お菓子屋」（6.6％）と続く。
男の子の詳細は↓
http://www.kuraray.co.jp/enquete/occupation/2012/boys.html
女の子の詳細は↓
http://www.kuraray.co.jp/enquete/occupation/2012/girls.html