2012年04月11日-1
GWの海外旅行人数は過去2番目の高水準~JTB

 今年のゴールデンウィーク(GW)は4月28日(土)~30日(振替祝日)の3連休と5月3日(祝)~6日(日)の4連休に分かれる。5月1日(火)、2日(水)の2日を休めば9日間連続の休みとなり、この時期を利用して長期の休みを取る人も多い。JTBは6日、1200人から回答を得た旅行動向アンケート、航空会社の予約状況、業界動向、JTBグループの販売状況から推計した「2012年GWの旅行動向調査」を発表した。

 それによると、GW期間中の海外旅行者数は、円高基調を背景に、過去最高の2000年に次ぐ56万3000人(前年比4.8%増)に達する見込みとなった。国内旅行も大震災や電力不足の大きかった東北、関東地方への旅行が増加し、2064万5000人(同4.2%増)の旅行者数が見込まれている。一人1回当たりの国内旅行平均費用は3万5100円(同3.8%増)、同海外旅行平均費用は20万8000円(同▲0.8%)となっている。

 海外旅行は、長期の休みが取れるGWを利用した欧州方面の人気が高く、ハワイ、韓国、台湾なども人気を集めている。欧州の旅行については、ルックJTBの売れ筋コースを国別にみると、イタリア、スペイン、フランスの順。また、中欧東欧、チューリップの季節で最も人気の高いシーズンであるオランダ・ベルギーの人気が例年以上に急増している。昨今の申込みの間際化もあり、中近距離方面は、今後の予約の伸びも期待される。

 国内旅行では、5月22日に開業する東京スカイツリーへの関心度が高く、東京方面への旅行や、昨年は大震災や電力不足の影響で宿泊客が減少した関東周辺への首都圏からの旅行が増加する。開業から1年の九州新幹線効果が続く九州も好調のほか、新東名高速道路が4月14日に開通することで、帰省など車移動での利便性が高まると期待される。旅行先は、「関東」が21.8%で最多、「東海」、「近畿」、「九州」が各12.1%で続く。

 同動向調査結果の詳細は↓
 http://www.jtbcorp.jp/scripts_hd/image_view.asp?menu=news&id=00001&news_no=1530

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