2012年03月26日-1
花粉ブロックマスクは約半数が効果を実感

 一般的にこの時期から辛くなっていく花粉症。花粉症の方が様々な症状の中で何を辛いと思っているのか。近年、色々な花粉症対策グッズが販売されている中で、何を選び、どんな方法で対処しているのか。反対に花粉症ではない方からの目線として、「花粉症」または「花粉症の方」に対してどのように感じているのか。双方の視点でメディアインタラクティブが20~69歳の男女600人に「花粉症に関する実態調査」を行った。

 花粉症の症状がでる時期で最多は「4月」38.7%、続いて「3月」37.2%、「5月」26.0%。この結果、3~5月にかけての3ヵ月が花粉症のピークといえる。花粉には色々な種類があり、花粉症ラボ調べによると、主な種類は3月(スギ・ヒノキ)・4月(スギ・ヒノキ・マツ)・5月(ヒノキ・マツ)で、スギ花粉が飛ぶシーズンは2月から4月、スギのピークが過ぎた頃からヒノキが飛び始め、5月までが花粉症の辛い時期だそうだ。

 花粉症の対策を始めるのは、症状が出てからの人が49.3%と約半数を占めた。「症状が出る1~2週間前から対策する」が21.3%、「数日前から対策する」が11.7%で計33.0%の人は症状が出る前から対策をしている。マスク等による花粉そのものに対する対策は、花粉の時期からでも間に合うが、ヨーグルトなどの体質改善は数ヵ月前からが良いそうなので、症状が重い人は早めに対策するほうがよさそう。

 花粉症のつらさの1番は「鼻水・鼻づまり」(86.0%)、2番目が「目のかゆみ・涙・目やに」(83.7%)、3番目が「くしゃみ」(68.7%)。一方、花粉症の対策で1番多かったのは「点眼薬・飲み薬・点鼻薬などの薬品を使用する」(81.1%)で、次に「マスクを着用する」(75.8%)という結果だった。現在は「花粉症の症状を緩和させる注射」などがあるようで、3.8%の人が実践している。

 さらに、花粉症のグッズで試したことがあるのは、「花粉ブロックマスク」が41.7%で一番多い結果になったが、ほぼ同じポイントで「ヨーグルト」が40.3%だった。試したグッズ別でみると、効果を感じたものは「花粉ブロックマスク」が48.6%、「ヨーグルト」は23.4%、「鼻に塗る薬(花粉ブロック)」は18.0%。そのほか、「甜茶」10.8%、「メガネ・ゴーグル」9.9%と、個人差が大きいようだ。

 同調査結果は↓
 http://www.i-research.jp/report_dl/download/77_report_sasa0007.pdf

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