2012年02月29日-3
不正プログラムによる不正払出しに注意!!

 スパイウェア等の不正プログラムやフィッシングなどの手口により、インターネット・バンキング利用者のID・パスワード等を盗み、預金等を不正に払い出す事案が多数発生している。この中で、最近増えているのがソフトウェアを使ってIDやパスワードを盗む犯罪だ。「スパイウェア」というソフトを使い、インターネット・バンキングのIDやパスワード、個人情報などを盗み、それを元に口座から預金を引き出す手口である。

 その手口は、インターネット・バンキング利用者のパソコンにスパイウェアを感染させ、利用者の知らない間にID・パスワード等を盗取。そのID・パスワード等を利用して預金の不正払出しを行うもの。また、インターネット・バンキング利用者へ金融機関を装い電子メールを送信し、利用者を偽のサイトに誘導し、その偽サイト上でID・パスワード等を入力させて、ID・パスワード等を取得し、預金の不正払出しを行うもの。

 スパイウェアによる犯罪防止には、「セキュリティ対策ソフトを最新版にする」ことが大切だ。防犯効果も高まる。次に、心当たりのないメールは開かない。メールを開いただけで、スパイウェアがインストールされてしまうケースもある。また、怪しいホームページへのアクセスは注意する。誰でも利用できるパソコンで、インターネット・バンキングは行わないことも注意点だ。

 さらに、「取引銀行のセキュリティ対策ツールの利用」も有効だ。取引銀行が導入しているセキュリティ対策ツール(ソフトウェア・キーボード、ワンタイム・パスワードなど)を積極的に活用する。そのほか、通帳記入やインターネット・バンキングなどで、残高をこまめに確認しておくことも必要だ。「怪しい…」と思ったら、取引のある金融機関に電話などで確認することを心がけたいものだ。

 この件は↓
 http://www.fsa.go.jp/ordinary/internet-bank.html

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