2012年02月27日-1
妻のへそくり171万円で夫を60万円近く上回る

 オリックス銀行が、全国20歳以上の既婚男女を対象にインターネットで実施した「夫と妻の最新へそくり事情に関する調査」結果(有効回答数2091人)によると、配偶者に内緒で貯めているお金(預金やへそくり)の妻の平均額は約171万円で、夫の平均額の約120万円を60万円近く上回ったことが分かった。へそくりをしている人の割合は、夫が64%、妻が69.0%と、やや妻が上回る。

 年代別にみると、「20代」(夫81万円、妻80万円)を除いて全ての年代で、夫よりも妻のへそくりが上回った。最もへそくりが少なかったのが「30代の夫」の46万円で、「30代の妻」(124万円)とは2.7倍もの差があった。また、地域別では、夫のへそくり額が、首都圏では166万円であるのに対し、近畿圏では93万円と70万円以上の差があった。一方、妻のへそくり額は、首都圏173万円、近畿圏171万円とほとんど差がない。

 へそくりを始めたきっかけは、「自分のため」が夫54%、妻51%でともにトップ。以下、夫は、「臨時収入があった」(29%)、「子どもや孫のため」(19%)、「将来に不安を感じて」(18%)、「配偶者のため」(15%)、妻は、「将来に不安を感じて」(32%)、「子どもや孫のため」(24%)、「結婚」(18%)、「臨時収入があった」(16%)と続く。将来の備えについては、妻のほうが強く意識している様子がうかがえる。

 家庭で家計の管理を行っているのは、夫が28%、妻が59%、夫と妻の共同が13%という結果だが、夫でも妻でも、家計を管理しているほうが、へそくり額が多いという結果になった。一方、共同管理の場合は、妻のほうがしっかりと貯めている様子がうかがえる。なお、カードローンなどを利用している夫の63%はへそくりをしており、その平均へそくり額は93万円。一方、平均借入残高は139万円だった。

 同調査結果は↓
 http://www.orixbank.co.jp/topics/pdf/120222_2.pdf

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