2012年02月20日-2
出会いの場に1万人に迫る若者参加~日商婚活事業

 日本商工会議所はこのほど、「商工会議所婚活事業(出会いの場提供事業、独身者交流会等)実施状況調査」の集計結果を公表した。調査は、少子化対策、地域活性化対策の一環として婚活事業を実施している各地商工会議所の取組みを把握するために実施しているもので、2010年度に続き、今回で3回目。調査期間は9月22日~10月21日。調査対象は全国の514商工会議所で回答数は348ヵ所(回答率:67.7%)。

 集計結果によると、2010年度の婚活事業の実施商工会議所数は94ヵ所(実施率27.0%)、開催回数は延べ148回で、前回の調査結果に比べ、実施商工会議所数、実施率とも大幅に増加した。2010年度の参加者数は男性4662人(1回平均32人)、女性4415人(同30人)で、2008、2009年に続き、男女とも増加した。2010年度の参加者数は男女合計9077人で、2008年度と比較すると約2.57倍、2009年度と比較すると約1.75倍にのぼった。

 事業に対する参加者からの評価(複数回答)については、「好評」だったとする商工会議所が86%を占め、参加者の満足度が高いことがうかがえる。一方、事業を実施する側としての商工会議所の評価に関しては、「商工会議所活動のPRとなった」(68件)が最も多く、次いで「地域の活性化につながった」(53件)、「少子化対策に役立った」(32件)などの回答が多く挙げられた。

 事業実施上の問題点・課題等(複数回答)については、「参加者のニーズに合致した事業の企画」が42件で最も多く、そのほか、「フォローアップの方法」(40件)、「年齢バランスを取る方法」(34件)といった回答が多く挙げられた。また、参加者の募集については、男性からの参加申し込みが多く寄せられる反面、女性参加者の集客に苦慮するといった声が多く挙げられた。

 同調査結果は↓
 http://www.jcci.or.jp/sangyo/labor/120214/kekka.pdf

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