2010年12月13日-1
転職すると決めたら「紹介会社に登録」が90%

 日本経済新聞社の子会社で、就職・転職情報サービスの日経HRは、日経キャリア会員に向け「人事紹介会社の利用状況」に関するアンケート調査を行い、1457人から回答を得た。調査結果によると、転職すると決めたら「転職サイトに登録」90%、「紹介会社に登録」46%、また、複数の紹介会社に登録する人は「2~5社」63%、「6社以上」20%、紹介会社を使った転職後の年収は「上がった」38%、「下がった」24%だった。

 転職を決意して最初にしたことは、「転職サイトに登録する」が90%でもっとも多く、転職活動の第一歩は転職サイトへの登録といえる。次いで、「インターネットで転職したい企業の信用情報を調べる」が47%、「人材紹介会社に登録する」が46%でベスト3。転職活動をする 人の半数は紹介会社を利用している。そのほか、「ハローワークに行く」が32%、「新聞の求人欄を見る」が25%だった。

 人材紹介会社に登録している人のなかでは、「2~5社」の登録者が63%と全体の3分の2を占めている。人材紹介会社に「1社」のみ登録している人は17%で、逆に「6社以上」に登録している人は20%だった。2社以上の登録者が8割を超えることから、転職活動中は複数の紹介会社を利用しながら情報を収集し、転職の可能性を広げる傾向にあることが分かる。

 転職が決まった人の年収は、「上がった」人が38%、「変わらない」人が38%、「下がった」人が24%。増えた人は「30%以上」が9%、「20%以上30%未満」が11%、「10%以上20%未満」が11%など。反対に減少した人は、「30%以上」が9%、「20%以上30%未満」が6%、「10%以上20%未満」が4%など。照会会社を利用した転職では、専門のコンサルタントが当事者に代わって、求人側と年収交渉をしやすいためのようだ。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.nikkeihr.co.jp/news/pdf/20101203.pdf

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