2010年11月29日-3
たばこ税増税後1ヵ月、全体の約14%が「禁煙」

 楽天リサーチが11月1日から5日に実施した「たばこ税増税に関する調査」結果(有効回答数914人)によると、10月1日のたばこ税増税前後に喫煙を中止した人は全体の13.9%と約14%になり、9月末に実施した調査時点で「増税をきっかけに禁煙した」人では、97.4%が禁煙を継続していた。また、前回の調査で、増税後の喫煙意向について「たばこを吸うのをやめる」との回答者に限ると、26.2%もの人が実際に喫煙を中止している。

 さらに、前回の調査で、増税に向けてまとめ買いを「していない」と回答した人に限ると32.3%と、喫煙を中止している人の割合が高くなっている。また、増税直後から10月15日ごろまでと、今回の調査の直前1週間(11月1日前後)での、増税前と比較した喫煙本数の変化をみると、いずれも約40%が「減った」と回答。しかしながら、増税直後と比較して、11月1日前後で「減った」と回答した人の割合が減少傾向にある。

 たばこ税増税後のたばこの購入状況は、10月になってから自身でたばこを「購入した」人は全体の57.3%だった。また、今回の調査時点で「たばこ税増税によって支出を減らしたものはない」とする人が66.4%を占める一方で、支出を減らしたもの(複数回答)は、「ふだんの食事」、「飲み代」、「その他の外食費」といった飲食費、「趣味・娯楽関連費」を減らしたという人がそれぞれ約10%いる。

 今回の調査で「たばこを吸う」と回答した約86%の人に今後の喫煙意向を尋ねたところ、15.5%が「やめる」と回答。46.0%が「銘柄を変えず、吸う本数を減らす」、32.4%が「銘柄を変えず、今まで通りの本数を吸う」と回答している。前回の調査で、増税後に「たばこを吸うのをやめる」と回答した人に限ると、48.4%とほぼ半数近くが今後たばこを吸うのを「やめる」と回答している。

 同調査結果の詳細は↓
 http://research.rakuten.co.jp/report/

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