2010年11月29日-1
アラフォー・アラフィフ女性は想像以上にエイジレス

 電通総研は、2010年7月に「アラフォー(35~44歳)・アラフィフ(45~54歳)女性調査」を実施し、従来の年齢の既成概念を超えて、若々しく活力を持った彼女たちのエイジング意識、情報・コミュニケーションの特徴、衣食住遊知など生活全般の新ニーズ、新欲求などを調査した。調査対象は、世帯年収400万円以上で、自家用車があり、「美容・健康・食生活」にそれぞれ興味のある35~64歳の首都圏(1都3県)の女性300名。

 まず、エイジングへの意識を聞くと、「エイジレスに」(63.0%)、「いつまでも可愛らしく」(61.5%)に次ぎ「50歳を超えても自分を進化・向上させていきたい」(57.0%)が3位、「歳をとってもクオリティ・オブ・ライフは向上できる」(44.0%)も上位に。従来の「アンチエイジング=年齢に抗って若さを保つ」から一歩進み、「年齢の常識を越えて自分の人生の質を高め、新しい自分作りをしていこうという意識がうかがえる。

 好きなファッションブランドは、20~30代向けと思われていた「国産ブランド」(24.5%)や「ファストファッションブランド」(54.0%)が上位に。想像以上にアラフォー・アラフィフ女性のファッションがエイジレス化している実態が浮き彫りとなった。子供との情報交換も「食べ物・飲み物(47.9%)、お菓子(40.7%)、TV番組(49.3%)、本・映画(41.4%)、おしゃれ」など多彩な分野で活発、ここからも若い感覚の刺激を受けている。

 アラフォー・アラフィフ女性は、ネットショッピング活用率が65.5%と非常に高く、ブログ・ホームページ保有率も、アラフィフで20%、アラフォーでも17%と高い。デジタル・コミュニケーション力が、「買う・評判チェック・ブログ発信」など様々な側面で高まっている。また、月に2回以上、夜遊びに出かけるアラフィフ女性は35%、アラフォー女性は32%。女性同士の“夜活”という新たな行動パターンが浮かび上がってきている。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.dentsu.co.jp/news/release/2010/pdf/2010113-1117.pdf

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