2010年11月11日-2
女性社長率は全国平均10%、「和子」社長が最多

 東京商工リサーチが9日に発表した「全国『女性社長』調査」結果によると、全国約209万社のうち、10人に1人が女性社長、また、社長の名前は「和子」さんが最多、上位20位はすべて名前に「子」がついた。都道府県別でみると、「東京」の5万3119人が最多、次いで「大阪」1万8235人、「神奈川」1万4911人の順。対して女性社長数が少なかったのは、「鳥取」797人、「島根」870人、「佐賀」1024人の順だった。

 都道府県別に女性社長数と企業数を対比した「女性社長率」は、全国平均が10.1%だった。全国平均を上回ったのは13都府県、もっとも比率が高かったのは「東京」の12.7%、以下、「神奈川」11.5%、「福岡」11.3%、「大阪」11.0%と大都市圏が続いた後に、「徳島」10.89%、「岡山」10.89%、「千葉」10.80%、「青森」10.7%と続く。対して低かったのは、「岐阜」6.4%、「山形」6.6%、「新潟」6.93%、「福井」6.95%の順だった。

 女性社長の産業別構成比では、もっとも比率が高いのが飲食業や教育関連などを含む「サービス業他」の34.8%、次いで「小売業」16.2%、「不動産業」14.4%、「建設業」10.4%、「製造業」8.0%、「卸売業」7.7%と続く。約209万社の代表者全体では、「サービス業他」が24.1%、「建設業」24.0%、「小売業」13.1%、「製造業」12.1%の構成比だったのと比べて、女性社長の3人に1人が「サービス業他」だった。

 女性社長の出身大学別では、トップが「日大」の192人、2位が「青学大」173人、3位が「慶大」172人。以下、「日本女子大」170人、「早大」153人、「共立女子大」112人と続く。国公立大学は、31位に「東大」が42人、47位に「京大」33人となった。また、女性社長の名前では、「和子」が3224人で最多、次いで「幸子」2697人、「洋子」2516人、「京子」1772人、「裕子」1759人、「恵子」1609人、「順子」1574人の順だった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/2010/1206378_1612.html

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