2010年11月08日-1
イマドキ女子の結婚観と恋愛の実態を電通総研が調査

 電通総研は、「『婚活』時代」の著者でジャーナリストの白河桃子氏の監修の下、全国23~49歳の独身男女を対象に「電通『独身』意識調査」(1996名対象/10年2月実施)と「電通『独身』実態調査」(1145名対象/10年9月実施)を実施。未婚率が上昇の一途をたどり、晩婚化・非婚化により将来的に独身者が増加していくと予測されるなか、いまや「未婚」は一過性のライフステージではなく、一つのライフスタイルとなっている。

 結婚の条件は「安・信・楽・近(アン・シン・ラク・チカ)」。 独身女子が結婚相手に求める条件として上位に挙げたのは、「信頼できる」、「価値観が近い」、「安心できる」、「一緒にいてラク」で、いずれも6割を超えた。かつて“三高”といわれた結婚3大条件「年収が高い」(28位)、「身長が高い」(33位)、「学歴が高い」(45位)はいずれも重要視されず、むしろ大事なのは「仕事や収入が安定している」(8位)ことという結果だった。

 結婚をきっかけに「専業主婦になるのが理想」は3割だが、 実際に「専業主婦になれる」と思っているのは6%。独身女子の76.6%は、結婚や出産を機に仕事を辞めて一度は専業主婦になりたいと思っている。そのうち「結婚したら仕事を辞めて専業主婦になる」のを理想としているのは28.9%。しかし、実際に専業主婦になれると思っているのは6.3%。いまや専業主婦は高嶺の花で、理想と現実イメージの大きなギャップがうかがえる。

 独身女子10人のうち7人が「彼氏はいない」、半数は「3年以上いない」。現在「付き合っている彼氏がいる」独身女子は30.7%。つまり、7割は恋人不在の状況であることが分かった。また、彼氏がいない人の半分を占める34.7%が「3年以上いない」状況で、「これまで異性とお付き合いしたことがない」という15.2%を加えると、独身女子の半数以上が3年以上異性と付き合っていないという実態が明らかとなった。

 同調査結果の概要は↓
 http://www.dentsu.co.jp/news/release/2010/pdf/2010103-1102.pdf

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