2010年09月16日-3
転職者の平均応募社数は調査開始以来最多の23.5社

 リクルートが運営する社会人のための転職サイト「リクナビNEXT」が実施した2010年4月~6月期における「転職者の動向・意識調査」結果(有効回答数2289人)によると、平均転職活動期間は、「2ヵ月~3ヵ月未満」が18.9%で最多など、平均5.4ヵ月となった。転職者の業種別にみると、「メーカー系(電気・電子・機械系)」が6.2ヵ月、職種別にみると、「技術系(電気、電子、機械)」が6.4ヵ月でともに最長となっている。

 また、応募社数は、「5~9社」が15.9%でもっとも多く、次いで「2~4社」が14.8%、「20~29社」が12.3%など、平均では前期(1月~3月期)に比べ2.2社増の23.5社となり、同調査開始以来最多となった。転職先の業種別にみると、「商社系(電気・電子・機械系)」が37.2社、職種別にみると、「技術系(ソフトウェア、ネットワーク)」が27.5社でそれぞれ最多となっている。

 転職先を選ぶ際に重視した項目(複数回答)は、「仕事内容」が86.3%で最多、次いで「勤務地」(55.4%)、「賃金・福利厚生」(47.8%)、「勤務時間・休日」(40.6%)などの順。転職先の業種別にみると、『商社系』はともに、「賃金」、「勤務時間」といった勤務条件や「職場の雰囲気」が他の業種より高い傾向がある。職種別では、『事務、企画系』は、「勤務時間・休日」、『専門職系』は「会社の規模・知名度」の割合が、全業種中もっとも高い。

 退職の理由(複数回答)については、「会社の将来性や方向性への不満」が44.8%で最多、次いで「仕事を通じて成長感を実感できなかったから」(26.0%)、「会社倒産、人員整理・解雇」(24.2%)、「勤務条件への不満」(24.1%)などが続く。転職前の業種別にみると、『IT・通信系』は、「勤務条件」や「仕事環境に対する肉体的・精神的な不満」の割合が低く、「仕事を通じての成長感」の割合が全業種中もっとも高くなっている。

 同調査結果の詳細は↓
 http://c.recruit.jp/library/job/J20100914/docfile.pdf

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