2010年09月13日-2
全国社長の出身地、最多は「東京」、最少は「鳥取」

 東京商工リサーチが同社の企業データベースから約210万件の代表者を抽出してまとめた「全国社長の出身地・出身大学調査」結果によると、社長の出身地都道府県別では、「東京」が8万383人で最多、次いで「北海道」4万7359人、「大阪」4万5279人、「愛知」4万3931人、「神奈川」3万2469人と続く。対して人数が最少は「鳥取」の4737人、次いで「滋賀」6313人、「佐賀」6549人、「高知」7100人の順だった。

 出身地別社長数と各都道府県別の総人口を対比した「輩出率」では、「山形」の1.28%がトップ。山形は、実直・勤勉の県民性に加えて、「伝統工芸品の宝庫」と称されるほど家内工業が盛んであり、また江戸時代には活発な北前船交易により港町が栄え、物資が行き交う要衝になるなど商工業の重点が高い土地柄。以下、「香川」の1.21%、「徳島」1.19%、「大分」1.09%、「秋田」1.06%の順で、上位には東北と四国が目立った。

 また、社長の出身地と会社所在地を対比した「地元率」では、地元出身社長の比率がもっとも高かったのは「沖縄」の94.1%だった。次に高率だったのが「愛知」の89.7%、「北海道」85.9%、「広島」85.7%、「静岡」84.9%の順。これに対して「地元率」がもっとも低かったのは「佐賀」の65.0%、次に「鹿児島」66.1%、「滋賀」66.9%と続く。全国平均は79.1%で、20道府県で平均を上回った。

 社長の出身大学では、「日大」の2万4160人が最多、次いで「慶應大」の1万3186人、「早大」の1万2788人、「明大」1万910人、「中大」1万56人、「法政大」7946人と続く。国公立大学では、16位に「東大」3343人、23位「京大」2270人、36位「北大」1568人など。なお、社長の趣味(複数回答)では、「ゴルフ」が36.2%で最多。次に仕事一筋の「無趣味」が11.2%、「釣り」が8.3%、「読書」が8.3%と続く。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/2010/1205083_1612.html

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