2010年09月09日-1
住みたい街1位、首都圏「吉祥寺」、関西圏「芦屋」

 野村・住友など不動産大手8社が共同で運営する新築マンションポータルサイト「メジャーセブン」がマンション購入意向者を対象に実施した「住んでみたい街アンケート」結果(有効回答数:首都圏4501人、関西圏851人)によると、住んでみたい街トップは、首都圏が3年連続で「吉祥寺」、関西圏が6年連続で「芦屋」となった。住んでみたい理由は、ともに「交通利便性」や「生活利便性」などが上位に挙げられた。

 首都圏のランキングは、3年連続トップの「吉祥寺」に続く2位に「自由が丘」、以下、「横浜」、「二子玉川」、「恵比寿」、「鎌倉」となり、ここまでの上位7位は、高い人気を反映して、昨年と同順位となっている。また、昨年と比べると、「神楽坂」が16位から9位に、「麻布十番」が22位から14位に、「武蔵小杉」が35位から16位と、それぞれ順位を大幅に上げる結果となった。

 住んでみたい街について、その街を1位に選んだ理由は、上位3位及び上昇幅の大きい街での共通選択理由として、「交通の利便性」、「生活の利便性」及び「商業施設・飲食店の充実」が挙げられた。トップの「吉祥寺」では、「交通の便がよい」(49.6%)、「通勤に便利」(39.8%)、「日常の生活に便利」(35.2%)の順。また、トップ3の特徴としては、「好きな沿線だから」、「町並みがきれいだから」が上位に挙げられている。

 一方、関西圏は、トップ5が「芦屋」、「西宮」、「神戸」、「夙川」、「岡本」と、昨年同様すべて兵庫県下の街がランクイン。トップの「芦屋」の獲得ポイントは、2位の「西宮」のポイントを約1.5倍も上回り、依然として圧倒的な人気となっている。また、昨年と比べると、「千里中央」が10位から6位、「茨木」が14位から8位、「箕面」が19位から14位、「天王寺」が23位から15位と、いずれも大阪府の街が大きく順位を上げた。

 その街を1位に選んだ理由では、上位及び上昇幅が大きいエリアの共通の理由として、「交通の便がよい」がトップに挙げられ、「通勤に便利」を含めた交通の利便性が高く評価されている傾向がみられた。その他、「町並みがきれい」や「閑寂な町並み」といった街並みのよさも比較的上位に挙がった。トップの「芦屋」では、「交通の便がよい」(49.4%)、「日常の生活に便利」(32.1%)、「町並みがきれい」(30.9%)となった。

 同アンケート結果の詳細は↓
 http://www.major7.net/pdf/trendlabo/research/013.pdf

ウィンドウを閉じる