2010年09月06日-1
上司になって欲しい人は「協調タイプ」

 JTBグループのジェイティービーモチベーションズが全国の20歳代から40歳代までの働く男女を対象に実施した「仕事と恋愛に関する調査」結果(有効回答数618人)によると、上司になって欲しい人の仕事タイプとしては、トップが「協調タイプ」(27%)で、人間関係やコミュニケーションを大切にして仕事を進めている人だった。次いで「仕事を楽しむタイプ」(20%)、「スペシャリストタイプ」(14%)が上位となった。

 理由としては、「信用、信頼できそうだから」との回答が31%と高く、次点の「仕事や判断などを安心して任せられそうだから」の15%を大きく引き離している。上司には、人間関係を重視するマインドや、対人間関係能力、調整能力などのスキルが求められている。組織として、管理職のマネジメント・スキルを育成し、このような要望に応えていくことが、組織全体のモチベーション向上に役立つといえる。

 また、自分の会社・職場に関する「社員のやる気が高い」、「女性の能力・経験が活用されている」という項目で、「(やや)あてはまる」と回答した人では、「自分が所属する会社の業績は、これから伸びていくと思う」とポジティブに捉える傾向が強くなっている。能力やモチベーションが高い人なら性差なく誰でも活躍できる組織にいる人は、自社の可能性を高く評価し、それが明るい業績見通しにつながっているとみられている。

 なお、恋人にしたい人については、女性では「仕事を楽しむタイプ」との回答が36%でトップ。その理由として、3割弱が「相手から刺激を受けそうだから」と回答。男性は「プライベート重視タイプ」(36%)との回答が多く、理由として、4割弱が「考え方や価値観が自分と似ているから」と回答し、男女差がみられた。一方、恋人に選ばない人は、男女ともトップに「出世志向タイプ」と4割弱が回答している。

 同調査結果の概要は↓
 http://www.jtbcorp.jp/scripts_hd/image_view.asp?menu=news&id=00001&news_no=1326

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