2010年08月30日-1
会社のオフィス環境に満足していない人は4割強

 コクヨグループのコクヨファニチャーが20代の若手社員を対象に実施した「オフィスのモチベーションアップに関する調査」結果(有効回答数500人)によると、今のオフィス環境に対する満足度については、「まったく満足していない」との回答が9.4%、「あまり満足していない」が34.2%と、「満足していない」と感じている人が全体の43.6%と4割強にのぼった。

 オフィス家具や備品が、仕事に対するモチベーションを上げるのに「大変重要だと思う」との回答は34.2%、「やや重要だと思う」は55.8%と、重要と感じている人は計90.0%、また、オフィス家具や備品によって業務効率が変わると「大変思う」が38.8%、「やや思う」が53.0%と、業務効率が変わると感じている人は91.8%を占め、オフィス環境がモチベーションだけでなく業務効率に対しても影響があると多くの人が感じている。

 実際には、「オフィス環境によって仕事に対するモチベーションが上がったことがある」は69.0%、「モチベーションが下がったことがある」は82.6%と、オフィス環境のモチベーションに与える影響はマイナス要因のほうが大きそうだ。モチベーションが上がった理由、下がった理由のトップはともに「必要と感じるものを会社が支給してくれる(くれない)ため」、次いで「オフィス家具の使い心地がよいため(悪いため)」だった。

 モチベーションを左右するオフィス家具や備品(複数回答)では、「パソコン」が70.8%、「自分のデスク」が63.2%、「自分のチェア」が59.4%の順。社内で格差を感じるオフィス家具や備品(同)では、「チェア」が42.0%、「パソコン」が37.8%、「デスク」が34.6%となった。なお、「勤務先のオフィスチェアが役職によって異なる」と回答したのは28.4%で、「一部異なる」の53.6%を含めると、全体で81.4%だった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.kokuyo-furniture.co.jp/backnumbers/pdf/news20100819_2.pdf

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