2010年08月26日-4
今年の夏は酷暑の影響で「出費が増えた」が約半数

 今年の夏は“酷暑”と表現されるほど暑い日々が続いており、消費や健康面などに大きな影響が出ていると思われる。マクロミルが全国の20歳以上の男女を対象に実施した「酷暑の影響による体調と出費の変化に関する調査」結果(有効回答数500人)によると、今年の夏の出費は、昨年の夏と比べると、「増えた」との回答が47%と約半数を占め、「減った」(11%)を大きく上回った。

 出費が増えた項目(複数回答)は、「電気代」が71%でもっとも多く、次いで「食品・飲料代」(63%)、「外食代」(40%)、「旅行・レジャー代」(30%)、「水道代」(29%)と続いた。クーラーの使用と節約意識については、「節約は意識せずクーラーを使用した」が22%、「節約したいが、クーラーの使用を我慢できなかった」が52%。「節約のためクーラーの使用は控えた」は13%にとどまり、節約よりも“涼”をとった人が多いようだ。

 今年の酷暑の影響による体調の変化については、「夏バテ」を感じている人は46%、「冷房による冷え」が35%、「食欲不振」の症状がある人は29%。「夏バテ」の症状があった人の62%が「昨年よりも症状が重い」と回答している。また、残暑が続く今年の夏に対する気持ちは、「もう夏は終わって欲しい」が66%、一方で、「まだ夏を楽しみたい」は34%となり、秋の訪れを心待ちにしている人も多いようだ。

 心待ちにしている秋の連休の過ごし方(複数回答)については、「家でゆっくり過ごす」が49%でトップ、次いで「国内旅行」(30%)、「街でショッピングや映画鑑賞」(17%)など。秋のレジャーや旅行にかける予算については「減らす」が28%と「増やす」(11%)を上回った。予算を減らす人の理由(自由回答)では、「夏の出費が多かった」、「給料が減っている」などのコメントがあったという。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.macromill.com/r_data/20100817summereffect/20100817summereffect.pdf

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