2010年08月04日-1
近づくエコカー補助金の交付申請の終了

 自家用自動車を対象とした環境対応車(エコカー)への買換え・購入に対する補助制度(エコカー補助金:環境対応車普及促進事業補助金)が、9月30日までの新車登録(廃車を伴う場合は9月30日までに引取業者への引渡しも行ったもの)について、10月29日までの申請をもって終了となるが、今後のエコカーの販売状況によっては、早めに終了することが考えられ、購入予定者は注意が必要だ。

 エコカー補助金制度は、環境対応車への買換え・新規購入へ補助するもので、例えば車齢13年を超える車から2010年度燃費基準達成車に買い換えた場合、乗用車は登録車で25万円、軽自動車で12.5万円を補助、重量車(トラック・バス等)では小型(GVW3.5トンクラス)で40万円、中型(同8トンクラス)で80万円、大型(同12トンクラス)で120万円が補助される。また、新車の購入のみでも一定額が補助される。

 制度的には9月30日の新車登録で終了だが、実質的には、補助金交付申請が予算額(5837億円)に達した段階で終了となる。このため、今後の販売状況(駆け込み需要の可能性もある)によっては、申請期限を待たずに申請受付を終了することもある。ちなみに、7月28日現在の申請受付金額は4721億円。つまり、残額は1116億円。自家用車の直近5営業日をみると、一日平均20億円が申請されている。

 そこで終了方法だが、補助金の申請が可能となるのは、売買契約ではなく、新車登録以降(廃車を伴う場合は、引取業者への引渡しについても完了させた後)となり、注文された車両の生産状況によっては、売買契約から申請受理までに時間を要することもあり、補助金残額の確認に当たっては注意が必要だ。また、申請期間内であっても、補助金交付申請額が予算額を超過することが明らかになり次第、受付終了となるの注意したい。

 この件については↓
 http://www.meti.go.jp/press/20100730001/20100730001.pdf

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