2010年06月28日-3
1~3月期の平均転職活動期間は過去最長の5.5ヵ月

 リクルートが運営する社会人のための転職サイト「リクナビNEXT」が実施した「2010年1月~3月期の転職者の動向・意識調査」結果(有効回答数2669人)によると、平均転職活動期間は5.5ヵ月となり、調査開始(2009年1~3月期)以来、最長だった2009年7月~9月期の5.0ヵ月を上回った。年齢が上がるごとに、「転職活動期間が6ヵ月以上」の占める割合が高くなっている。

 また、応募社数は、「5~9社」が17.2%で最多、次いで「2~4社」が16.1%、「10~14社」が14.7%、「50社以上」が12.6%など、平均応募社数は21.3社で、こちらも2009年7月~9月期の21.2社を上回り、調査開始以来最高となった。「応募社数が50社以上」の占める割合は、「45歳以上」(20.4%)と「24歳以下」(6.4%)では10ポイント以上の差があり、年齢が上がるごとに「応募社数が30社以上」の占める割合が高い。

 転職者の意識をみると、転職において「景況感の悪さが影響した」は66.9%と前期の68.8%からほぼ横ばいで推移。年齢別にみると、影響があったとの回答割合は、「24歳以下」の54.5%から「45歳以上」の84.4%まで年齢が上がるにつれ高くなっている。転職にあたって重視した項目(複数回答)は、前期同様「仕事内容」(84.1%)が最多、次いで「勤務地」(56.5%)、「賃金・福利厚生」(48.0%)、「勤務時間・休日」(39.6%)となった。

 退職理由(複数回答)については、「会社の将来性や方向性への不安」が45.1%と他の項目を大きく引き離してトップ。以下、「仕事を通じて成長感を実感できなかったから」(25.1%)、「会社倒産、人員整理・解雇」(24.5%)、「勤務条件への不満」(23.4%)、「賃金への不満」(21.1%)などが続く。「35歳以上」では、「会社倒産、人員整理・解雇」と回答した割合が3割強から4割強と、他の年齢に比べ10ポイント以上高い。

 同調査結果の詳細は↓
 http://c.recruit.jp/library/job/J20100623/docfile.pdf

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