2010年06月24日-3
看護師は「生まれ変わっても看護師になりたい」

 インテリジェンスが運営する看護師専門の転職支援サービス[DODAナース]が、関東、関西、東海地区在住の25~34歳の男女の正社員・契約社員3万人を対象に実施した「仕事の満足度調査」結果によると、看護師589人に「生まれ変わったら何の仕事をしたいか」を聞いたところ、「看護師」との回答が33.1%となり、以下の「医師」(5.9%)、「専業主婦・主夫」(5.4%)などに大差をつけてトップとなった。

 看護師は一般に、体力的・精神的に厳しいというイメージを持たれることが多いものの、ハードな環境を補って余りあるほどの、仕事への満足度ややりがいを感じている人が多いことがうかがえる。そのほか、ランキング上位の職種には、「リフレクソロジスト・セラピスト」(3.9%)、「教師・インストラクター」(2.7%)、「ブライダルコーディネーター」(2.5%)など、ホスピタリティの高さが求められる職種が並ぶ結果になった。

 また、営業やコンサルタントなど、看護師以外の職種も含めた3万人に同様の質問をし、現職を選んだ人の割合を職種別に比較した結果、1位は「医師」で41.3%、2位は「SE・プログラマ」で40.0%、「看護師」は33.1%で3位にランクインした。「医師」、「看護師」に代表されるように、その職種に従事する条件として、学生時代に特定分野の専攻が必要となる職種が多く並んでいる。

 ちなみに、3万人からもっとも高い人気を集めた職種は、ずばり「公務員」。不況からやっと脱し始めた感があるとはいえ、公務員試験の倍率が急上昇した2009年を鑑みても、ある意味納得の結果といえる。第2位には「一般事務職」で、特に女性から圧倒的な支持を集める一方、一般事務職のシゴト満足度は10位で、1位とは倍以上の得票差がついた。仕事の実感と“OL”のイメージの間には大きなギャップがあるといえそうだ。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.inte.co.jp/tenshoku/nurse/ranking/003.html

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