2010年06月24日-2
新郎の3人に1人は「婚約指輪」を贈らず

 Yahoo!リサーチが、首都圏在住で1年以内に挙式・披露宴を行った男女を対象に5月に実施した「最新のウェディング事情に関する調査」結果(有効回答数300人)によると、結婚関連の各イベントの実施率は、「婚約指輪」を贈った新郎は67%にとどまり、約3割は贈っていないという結果になった。対する新婦からの「婚約指輪のお返し」は、一般的な慣習としては定着していないようで、2割を切っている。

 また、最近では結婚費用は双方で折半する考え方が定着し、省略するケースが多くなっている「結納金」は、思ったよりも高く、28%の新郎が贈ったと回答。現代でも伝統や慣習に沿って実施している人が3割弱存在するという微笑ましい結果だった。そのほか、「両家の顔合わせ食事会」(81%)や「結婚指輪(ペア)」(91%)などは定番イベントとして定着しているようで、8割以上が実施している。

 挙式・披露宴後のイベントでは、「二次会」は44%、「ハネムーン」は66%など、ここでも個人個人の事情や好み、価値観などに応じた取捨選択が行われているようだ。各イベントの一人あたりの平均金額(実施者のみ)は、一昔前までは給料3ヵ月分、最近では給料1ヵ月分が相場とも言われている「婚約指輪」は41万円と、その相場感より若干高く、「挙式・披露宴」関連は合計293万円、「ハネムーン」は59万円となっている。

 結婚の準備を始めてから新生活を始めるまでの結婚準備の費用全般の負担については、「新郎」が34%、「新婦」が23%と、結婚の当事者である新郎新婦が負担した比率は6割弱で、「新郎の両親」が20%、「新婦の両親」が19%と、各両親の負担率はほぼ同等、そして新郎新婦互いの両親の負担率は合計で焼く4割という結果だった。その他祝儀収入などもあるが、結婚は親にとっても、経済的負担の高いイベントのようだ。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.yahoo-vi.co.jp/research/common/pdf/100616.pdf

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