2010年06月24日-1
傘を持っていく基準、「降水確率50%」が分かれ目

 じめじめと雨が続く梅雨の季節。出勤時は雨が降っていなくとも、傘を持参するかどうか迷うことも多い。マクロミルが、梅雨がない北海道を除く全国の20歳以上の男女を対象に実施した「梅雨に関する調査」結果(有効回答数500人)によると、天気予報で降水確率が何%以上で傘を持参するかを尋ねたところ、「降水確率50%」を基準とする人が27.0%でもっとも多く、降水確率が50%に達すると傘を持って出かける人が66%となった。

 「常に傘を携帯している」と回答した人が9.4%いたが、男女別にみると、男性が14.0%と、女性(4.8%)を大きく上回る。また、天気予報をチェックする方法(複数回答)は、「テレビ」が84.6%ともっとも多く、次いで「パソコンのインターネット」が66.4%、「携帯電話のインターネット」が31.0%となっている。男女別にみると、「パソコンのインターネット」は男性(69.2%)が多く、「テレビ」は女性(87.6%)が多い。

 一方、雨の日を楽しく過ごす方法(複数回答)については、「家でゴロゴロ、寝て過ごす」が56.2%で最多、次いで「テレビ・DVDを見る」が47.2%、「音楽を聴く」が35.0%、「ネットサーフィン」が33.8%、「読書」が30.8%などとなった。1位から8位までは家で過ごす方法となっており、外出を伴う「映画館に出かける」(10.2%)や「買い物に出かける」(7.6%)と回答した人は1割前後にとどまった。

 また、雨の日に周囲の人にマナーの悪さを感じたことが「ある」という人が79.0%にのぼった。雨の日にマナーが悪いと思う人(3つまで回答)は、「周りを確認せず傘の露を払う」が37.6%で最多、次いで「周囲を確認せずに急に傘を開く」が35.2%、「人とすれ違うときに傘をかしげない」が32.0%、「傘の先を後ろ向きに大きく振って歩く」が23.0%などとなった。傘の扱い方に注意するなど、周囲への気遣いが必要と言えそうだ。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.macromill.com/r_data/20100610rain/20100610rain.pdf

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