2010年06月09日-2
WEB制作関連職種の平均年収は463万円

 WEB制作関連職種の全体平均年収が463万円となったことが、ソフトバンク・ヒューマンキャピタルが運営する転職サイト「イーキャリア」が実施した「インターネット関連業界の職種別給与調査」結果(有効回答数300人)で分かった。職種別にみると、「WEBプロデューサー・WEBプランナー職」は575万円、「WEBディレクター職」は503万円、「WEBデザイナー職」は312万円となった。

 同調査は、インターネット関連業界で働く20歳以上を対象に5月に実施したものだが、2008年12月の前回調査では、「WEBプロデューサー・WEBプランナー職」は634万円(今回調査比▲9.3%)、「WEBディレクター職」は519万円(同▲3.1%)、「WEBデザイナー職」は401万円(同▲22.2%)となっており、全ての職種で前回調査よりも平均年収が下がっており、不況の影響を受けている様子がうかがえる。

 WEB制作関連職の平均転職回数は、全体平均で2.4回。転職回数が「0回」は18.7%にとどまり、8割以上の人が転職を経験していた。なお、転職回数が「3回以上」は4割強(41.6%)となっている。職種別にみると、「WEBプロデューサー・WEBプランナー職」は2.3回、「WEBディレクター職」は2.2回、「WEBデザイナー職」は2.7回となっている。

 また、「WEBプロデューサー・WEBプランナー職」の75.0%、「WEBディレクター職」の80.0%、「WEBデザイナー職」の89.0%が転職経験者であることが分かった。一方、WEB制作関連職が利用しているソフトや技術のなかで、利用頻度の高いソフトや技術を自由回答で聞いたところ、どの職種でも「Photoshop」がもっとも多く、WEBデザイナー職では半数近くが挙げている。

 そのほか、WEBプロデューサー・WEBプランナー職では、「Excel」、「Power Point」など、WEBサイトの企画や予算案を立てる際に利用するようなソフトが挙げられた。WEBディレクター職では、進行管理等に使うこともできる「Excel」が2位。「WEBデザイナー職」では、「Dreamweaver」や「Illustrator」とWEB制作に必要とされていることの多いソフトが上位を占めた。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.softbankhc.co.jp/press/release/20100601/130000.html

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