2010年05月20日-1
「ジューンブライドへの憧れ」、未婚男性の思い込み?

 楽天リサーチと楽天が運営する結婚式準備サイト「楽天ウェディング」が、20~49歳の2年以内に結婚した既婚者904人、未婚者600人の男女を対象に実施した「ウェディングに関するインターネット調査」結果によると、未婚者が結婚したい時期は、「10月」が40.8%で最多だった。男女別では、未婚男性が「6月」(42.0%)、未婚女性は「10月」(47.0%)がもっとも多く、男女間で意識に差があるように見受けられた。

 では実際のところ、直近2年以内に結婚をした既婚者に聞いたところ、「11月」(11.3%)がもっとも多く、次いで「3月」(9.7%)、「10月」(9.6%)となった。6月に結婚すると生涯幸せな結婚生活ができるという言い伝えがある「ジューンブライド」だが、実際には、ジューンブライドという6月の結婚はあまり意識されておらず、“秋婚派”が多いことから、結婚したい時期は、女性の想いが優先されることが分かる結果となった。

 結婚のスタイルは、未婚者では「挙式から披露宴までの一般的なウェディング」が26.2%で最多、次いで「親族中心の会食会のみ」が22.0%、「入籍のみ」が18.5%。一方、既婚者では、「挙式から披露宴までの一般的なウェディング」が42.9%と未婚者に比べ16.7ポイントも多い。結婚前は入籍のみなど意外と“シンプル婚希望”が多くみられるが、実施は一般的なスタイルで、一生に一度の晴れの日を迎えている人が多いようだ。

 また、結婚式のスタイルでは、未婚者は「国内ホテルでの結婚式」が54.1%、「海外での挙式」は33.8%だった一方、直近2年以内に挙式した既婚者は、「国内ホテルでの挙式」が39.7%で最多、「海外での挙式」は10.6%にとどまった。未婚者の3割以上が海外での挙式を検討しているが、実態は国内での結婚式が約9割を占める。憧れはあるが、ゲストの日程調整や移動の手間など、具体的になる過程で断念するケースが多いようだ。

 結婚にまつわる3項目の出費額について、結婚式費用(挙式・披露宴含む)費用は、「200万円~300万円未満」が20.3%で最多、加重平均値は203.5万円。結婚指輪にかけた費用は、「10万円~30万円未満」が51.1%と過半、加重平均値は29.8万円。新婚旅行については、「10万円~30万円未満」と「30万円~50万円未満」がともに27.2%で最多、平均は48.4万円だった。これら3項目の平均値の合計は281.7万円となっている。

 同インターネット調査結果の詳細は↓
 http://research.rakuten.co.jp/report/20100517/

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