インテリジェンスが運営する求人情報サービス「ａｎ」が発表した「アルバイト平均時給調査」結果によると、2010年３月の全国平均時給は974円で、前月比では15円の減額、前年比では14円の増額となり、４ヵ月連続前年比プラスとなった。エリア別では、「関東」が1032円、「東海」が978円、「関西」が973円。また、職種別では、「専門職系」が1227円でトップ、次いで「事務系」（993円）、「サービス系」（989円）と続く。
関東エリアの平均時給は、1032円（前月1054円、前年同月1001円）で、前月比22円の減額。職種別では、「専門職系」が1322円（前年同月比増加率14.1％）でもっとも高く、次いで「事務系」が1060円（同5.1％）、「サービス系」が1046（同0.7％）と続いた。対前年同月の増加率は3.1％で４ヵ月連続のプラス。職種別では「販売系」（▲0.1％）を除いたすべての職種で前年比プラスとなっている。
関西エリアの平均時給は、973円（前月977円、前年同月976円）。職種別では、「専門職」が1191円でトップ、次いで「サービス系」が997円、「事務系」が995円と続いた。対前年同月の増加率は▲0.3％と、昨年４月以来の前年比マイナス。職種別では、「技能・労務系」（3.2％）など４職種がプラスとなる一方、「サービス系」（▲2.3％）、「運輸職系」（▲1.6％）などの減少により、全体では前年比マイナスとなった。
東海エリアの平均時給は、978円（前月990円、前年同月975円）。職種別では、「専門職系」（1237円）、「運輸職系」（1016円）、「サービス系」（1005円）の順。対前年同月の増加率は0.4％で、２ヵ月連続のプラスとなり、時給の停滞傾向に改善の兆しがみられる。職種別では、「サービス系」（▲7.9％）、「販売系」（▲2.6％）など４職種が前年を下回ったが、「専門職系」（24.0％）の大幅な増加で、全体では前年比プラスとなった。
そのほか、九州エリアの平均時給は821円（前月833円、前年同月823円）。職種別では、「専門職系」（936円）、「事務系」（922円）、「サービス系」（856円）の順。対前年同月の増加率は1.3％で５ヵ月連続のプラス。また、北海道エリアの平均時給は807円（同825円、823円）。職種別では、「専門職」（930円）、「運輸職系」（849円）、「事務系」（845円）の順。対前年同月の増加率は▲2.0％で、昨年５月以来の前年比マイナスとなった。
同平均時給調査の詳細は↓
http://www.inte.co.jp/corporate/library/wage/data/20100413.pdf