新小学１年生が元気に通学するシーズンだが、21世紀を担う子どもたちは、将来どのような職業を希望し、親たちはどのような職業に就いてもらいたいと夢見ているのだろうか。ランドセル素材を製造するクラレが実施した「新小学１年生が将来就きたい職業、親が就かせたい職業に関するアンケート調査」では、子供が将来就きたい職業のトップは、男の子は「スポーツ選手」、女の子は「パン・ケーキ・お菓子屋」となった。
調査結果（有効回答数：子ども4000人、親4000人）によると、男の子が希望する職業は「スポーツ選手」（30.1％）がダントツのトップ、12年連続で第１位となった。次いで、「警察官（刑事含む）」（6.0％）、「運転手・運転士」（5.6％）、「消防士」（5.1％）、「職人（大工左官など）」（4.8％）までがベスト５。スポーツ選手のなかでは、「サッカー選手」（49.5％）と「野球選手」（31.4％）で大半を占める。
対して、親が男の子に就いてほしい職業のトップは、「公務員（地方含む）」（19.0％）が１位。昨年、1992年の同調査開始以来、初めて「スポーツ選手」にトップの座を譲ったものの、１年で返り咲いた。親としては、不況になっても安心で安定した職業と捉えているようだ。以下、「スポーツ選手」（15.0％）、「医師（歯科医含む）」（10.5％）、「会社員」（6.8％）、「職人（大工左官など）」（4.5％）までがベスト５となった。
一方、女の子は、「パン・ケーキ・お菓子屋」（29.6％）、「花屋」（11.5％）という順位が12年連続で１・２位。以下、「芸能人・タレント・歌手・モデル」（10.2％）、「教員（幼稚園含む）」（6.1％）、「看護師」（4.5％）までベスト５は昨年と変わらない。対して、親が希望する職業は、「看護師」（11.9％）が13年連続のトップ、以下、「公務員」（9.1％）、「パン・ケーキ・お菓子屋」（8.4％）、「教員」（8.2％）、「薬剤師」（6.9％）と続く。
男の子の詳細は↓
http://www.kuraray.co.jp/enquete/occupation/2010/boys.html
女の子の詳細は↓
http://www.kuraray.co.jp/enquete/occupation/2010/girls.html