2010年04月08日-2
日弁連、全国各地の中小企業からの相談を受付開始

 日本弁護士連合会(日弁連)は、中小企業のニーズに応え、中小企業の弁護士へのアクセス障害を解消することを目的として、4月1日から「ひまわり中小企業センター」において、全国各地の中小企業からの相談を受け付け、相談に応じて専門の弁護士を紹介するコールセンター事業(愛称「ひまわりほっとダイヤル」、全国共通専用ダイヤル「0570-001-240」)をスタートしている。

 100年に一度といわれる経済不況のなかで、中小企業に対する、的確でタイムリーな法的サービスが必要になっている。しかしながら、中小企業にとって、弁護士は「敷居が高い」、「裁判の専門家だが、裁判以外で役に立つか分からない」、「料金が分かりにくい」と思われがちであり、これまで弁護士が十分に活用されてきたとはいえない。そこで今回、「ひまわりほっとダイヤル」を設けて弁護士を紹介するサービスを開始したわけだ。

 このサービスは、「ひまわりほっとダイヤル」全国共通電話番号「0570-001-240」に電話すると、地域の弁護士会の専用窓口で電話を受け、折り返しの電話で弁護士との面談予約ができるというもの。4月1日から9月30日までのキャンペーン期間中は、初回相談の30分間は無料となるので、身近に相談できる弁護士がいない中小企業はこれを機にぜひ利用することをお勧めしたい。

 なお、「ひまわり中小企業センター」は、日弁連が2009年11月1日、中小企業に対する弁護士の法的サービスの提供を組織的かつ全国的に推進するために日弁連中小企業法律支援センターとして設置したもの。日弁連は、中小企業が、経営上の様々な問題解決やリスク管理に、弁護士を利用してもらえるよう、また中小企業にとって、弁護士が身近で頼りがいのある存在となるように取り組んでいるという。

 「ひまわり中小企業センター」は↓
 http://www.nichibenren.or.jp/ja/sme/

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