2010年03月25日-1
転職先の選択理由は「仕事内容」が最多

 リクルートが運営する社会人のための転職サイト「リクナビNEXT」が、転職者(転職が決まった人)を対象に実施した「2009年10月~12月期の転職者の動向・意識調査」結果(有効回答数2826人)によると、転職先の選択理由(複数回答)は、7月~9月期同様に「仕事内容」(85.2%)が最多となった。以下、「勤務地」(55.2%)、「賃金・福利厚生」(47.9%)、「勤務時間・休日」(40.2%)などが続く。

 退職の理由(複数回答)については、「会社の将来性や方向性への不安」が45.1%でもっとも多いが、次いで「会社倒産、人員整理・解雇」が2009年の各四半期を通じて増加し、前期の4位から1.7ポイント増の24.9%で2位に浮上した。この背景には不況による景気悪化の影響があるのはいうまでもないが、転職に際しても、「景気悪化の影響があった」との回答が前期から2.7ポイント増の68.8%と7割近くを占めた。

 一方、転職者の活動状況をみると、転職活動の期間は、「3ヵ月~4ヵ月未満」が18.4%でもっとも多いが、2009年各四半期を通じて減少し、前期から0.8ポイント減少している。次いで「2ヵ月~3ヵ月未満」が同1.0ポイント増の17.0%で続くなど、「3ヵ月未満」が同1.8ポイント増の32.0%となり、全体の転職活動の期間は短縮傾向にある。全体の転職活動の期間の平均は、0.1ヵ月減少の4.9ヵ月だった。

 転職者の応募社数は、「5~9社」が18.1%(前期18.6%)で最多、次いで「2~4社」が16.7%(同15.8%)、「10~14社」が15.3%(同13.2%)、「20~29社」が12.7%(同13.6%)など。全体の応募社数の平均は21.0社(同21.2社)だった。就職活動の自己評価は、「80点以上」が55.1%で前期に比べ0.9ポイント増加しているが、「50点未満」も8.3%で同1.2ポイント増加しており、平均は同0.4点減の73.9点となった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://c.recruit.jp/library/job/J20100319/docfile.pdf

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