2010年03月18日-2
サービス産業満足度№1は東京ディズニーリゾート

 サービス産業生産性協議会が経済産業省と連携し、わが国で初めての「JCSI」(日本版顧客満足度指数)の調査結果を公表した。雇用の約7割を占めるサービス業の生産性を向上させることが一層重要になるなか、「品質の見える化」を図るためにサービス品質に対する満足度を比較可能な「JCSI」を開発、2009年度から実用化した結果、顧客満足度でもっとも高い評価を得たのは「東京ディズニーリゾート」だった。

 2009年度は3回に分けて調査を実施し、総回答者数は10万5127人だった。日本の主なサービス業29業界、291社について、インターネット・モニターに110問について回答を求めた結果、291社中、顧客満足度でもっとも高い評価を得た企業は、第1位「東京ディズニーリゾート」(レジャーイベント業界1位)、第2位「ECカレント」(通信販売業界1位)、第3位「あきんどスシロー」(飲食業界1位)だった。

 上記3社は、いずれもその業界の1位でもある。その他の業界別のトップは、銀行業界が「住信SBネット銀行」(全体4位)、国際航空業界が「シンガポール航空」(同5位)、宅配業界が「ヤマト運輸」(同8位)、旅行業界(ネットサイト)が「楽天トラベル」(同9位)、ビジネスホテル業界が「スーパーホテル」(同13位)、シティホテル業界が「帝国ホテル」(同17位)、損害保険業界が「全老済(損害保険)」(同18位)などとなっている。

 JCSIで指数化した6項目について上位10社を見ると、「顧客期待:利用前の期待・予想」、「知覚品質:利用した際の品質評価」、「クチコミ:他者への推奨度」の3部門で「東京ディズニーリゾート」が1位を獲得。「知覚価値:価格への納得感」では「あきんどスシロー」が、「ロイヤルティ:継続的な利用意向度」では「楽天トラベル」がそれぞれ1位となっている。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.meti.go.jp/press/20100316006/20100316006-2.pdf

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