2010年03月04日-2
法テラス、コールセンター利用が100万件突破

 法的トラブル解決の総合案内所として人気の法テラス(日本司法支援センター)のコールセンターの利用件数が2006年10月の開業以来100万件を突破した。業務開始以来3年半で約127人に1人が利用したことになる。特に、2009年度はテレビCMを初めて実施するとともに、本年1月にPRイベント、2月20日には新聞広告を行った効果もあって、本年2月は3万8009件と月間最高件数を記録した。

 法テラスは、総合法律支援法(平成16年6月2日公布)に基づき、独立行政法人の枠組みに従って設立された法人で、裁判その他の法による紛争の解決のための制度の利用をより容易にするとともに、弁護士及び弁護士法人並びに司法書士等隣接法律専門職者(公認会計士、税理士など)のサービスをより身近に受けられるようにするための総合的相談機関である。

 法律に関しては民事、刑事を問わず、すべてが相談対象になり、あまねく全国において、法による紛争の解決に必要な情報やサービスの提供が受けられる社会の実現を目指して、その業務の迅速、適切かつ効果的な運営を図っており、相談件数も2007年度で22万727件、2008年度で対前年比30.4%増の28万7897件、2009年度同43.2%増の36万5822件(2月まで累計)と相談件数を急速に伸ばしている。

 また、法テラスでは地方事務所における相談体制の充実にも力を注いでいる。地方事務所では面談で書類を見ながらの情報提供や民事法律扶助に直接つなげられるなど、コールセンターとは一味違った情報提供を行っている。相談内容は、金銭の借入れに関するものが主体となっており、2010年に入り1月には1万8877件、2月には2万398件の相談を受けている。

 この件の詳細は↓
 http://www.houterasu.or.jp/

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