2010年03月04日-1
学生の就職観、「楽しく働きたい」がトップ

 毎日コミュニケーションズがこのほど発表した「2011年卒マイコミ大学生就職意識調査」結果(有効回答数1万4825人)によると、学生の就職観は、「楽しく働きたい」との回答が33.5%でトップ、次いで「個人の生活と仕事を両立させたい」が21.5%、「人のためになる仕事をしたい」が15.7%で続いた。「楽しく働きたい」は、文系男子が26.6%、理系男子が27.1%、文系女子が39.1%、理系女子が33.6%と、女子学生のほうの割合が高い。

 学生の企業志向については、「大手企業志向」が前年比4.8ポイント減の47.0%である一方、「中堅・中小企業志向」が同5.1ポイント増の47.6%となった。「大手企業志向」は、文系男子が50.2%、理系男子が55.0%、文系女子が43.0%、理系女子が44.6%と、男子学生の半数以上が大手企業志向となった。一方、女子学生は約半数が中堅・中小企業志向となり、企業規模のこだわりは男子学生に比べ低い傾向にあるようだ。

 会社選択のポイント(2つ選択)では、「やりたい仕事(職種)ができる会社」が43.5%で最多、次いで「安定している会社」が23.0%、「働き甲斐のある会社」が20.4%となった。男子学生は、「これから伸びる会社」や「給料の良い会社」が女子学生に比べ高く、企業の「将来性やステータス」を重視する一方、女子学生は、「勤務制度、住宅など福利厚生の良い会社」や「社風が良い会社」など企業の「雰囲気や福利厚生など」を重視している。

 また、行きたくない会社(2つ選択)では、「暗い雰囲気の会社」が43.5%で最多、次いで「ノルマのきつそうな会社」が31.2%、「仕事の内容が面白くない会社」が23.8%となり、前年同様上位項目に変化はない。男子学生では、「給料の安い会社」や「体質が古い会社」が女子学生に比べ高い一方、女子学生では、「ノルマがきつそうな会社」や「大学・男女差別がありそうな会社」が行きたくない会社の特徴として表れている。

 同就職意識調査結果の詳細は↓
 http://job.mynavi.jp/conts/saponet/enq_gakusei/ishiki/2011/data/syuusyokuisiki_2011.pdf

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