2010年02月25日-1
男子学生の9割近くは出世意欲あり

 レジェンダ・コーポレーションが、2010年4月入社予定の学生を対象に実施した「大学生・大学院生の社会人としての意識調査」結果(有効回答数1083人)によると、社会人としての出世・収入については、男性と女性に大きな差があることが分かった。男性の出世意欲は、「部長になりたい」が43.0%、「社長・取締役になりたい」が44.2%と、部長以上の出世を9割近くが希望しているのに対し、女性は各28.6%、7.6%に過ぎない。

 収入についても、50.1%と半数の男性が「人よりやや贅沢な暮らしができる収入」、15.0%が「人より贅沢な暮らしができる収入」と回答し、計65.1%が“贅沢な暮らしができる収入”を望んでいるのに対し、女性は各43.6%、7.2%で計50.8%と大きく下回る。女性の出世希望は多様で、収入について最多の回答は「人並みの暮らしを維持できる収入」が47.9%(男性は25.1%)だった。

 この結果から、女性の社会進出が目立っているが、男性と女性の出世意欲や収入に関する考えが異なっていることが分かる。また、現在の多くの学生及び大学院生は、物心ついたときから満たされた環境で育っていたと思われ、お金や物で満たせる贅沢な暮らしにはそれほど魅力を感じていないということも想定できる。入社前後の観点においては、男性は決して出世意欲は低くないが、入社後に意識が変わっていく可能性が残っている。

 さらに、理想の長期休暇は「6日以内」で満足とする学生が74.3%と、ほぼ4人に3人となった。また、上司・先輩との飲み回数も、全体では「週1回以上」を適当とする割合が46.6%とほぼ半数、男性に限っては56.8%と過半となった。2010年4月入社予定の学生は、長期間の休みを使って成し遂げたいことがそれほど見当たらない一方で、今後身近な存在となる上司・先輩との交流を希望する傾向にあることがうかがえる。

 同意識調査結果の詳細は↓
 http://www.leggenda.co.jp/news/pdf/news_100218_01.pdf

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