2007年06月11日-001
健保の標準賞与額上限は「年度の累計額540万円」

 医療保険制度改正に伴い2007年4月から、健康保険の標準賞与額の上限が「1ヵ月あたり200万円」から「年度の累計額540万円」(年度は4月1日から翌年3月31日まで)に改正された。標準賞与額とは、賞与支給時に負担する健康保険料や介護保険料、厚生年金保険料を算出する基となるものだが、上限があって、1ヵ月の賞与支給額が上限以上であっても、標準賞与額は上限の金額が適用される。

 標準賞与額の上限は、これまで健康保険については「1ヵ月あたり200万円」、厚生年金保険については「1ヵ月あたり150万円」とされていたが、今回の改正は健康保険のみで、厚生年金については従来どおりの取扱いとなる。例えば、4月以降にその年度の初めての賞与として230万円支給する場合、健康保険の標準賞与額は、改正前は200万円だったが、今後は1ヵ月の上限はなくなるので、230万円が標準賞与額となる。

 また、同一年度内で転職・転勤などにより複数の被保険者期間がある場合は、それぞれの被保険者期間中に決定された標準賞与額を累計することになる。その累計額が540万円を超えたことが分かった場合は、被保険者の申出により「健康保険標準額累計申出書」を事業主を経由して、管轄の社会保険事務所に提出する。申出書を一度提出後、同一年度内に賞与が支払われた場合は、その都度申出書を提出する必要がある。

 ただし、同一年度内における被保険者資格の喪失・取得(転職・転勤等)がなく、被保険者期間が継続している場合は、累計額が540万円を超えても申出書の提出の必要はない。540万円を超えた場合は、540万円となるようにその月の標準賞与額が決定される。なお、被保険者期間中に支払われた賞与は、同一年度内に累計額が540万円を超えているかどうかにかかわらず、すべて「賞与支払届」により、賞与額を届け出る必要がある。

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