税 務 関 連 情 報

2003年06月06日-001
白紙の領収書と印紙税

 飲み屋さんなんかでよく白紙の領収書を渡されることがある。適当な数字を書 き込めるのだから、ちょっと得した気分になってしまう。しかし、白紙の領収書 に後で数字を書き入れる行為は私文書偽造となる。さらに、その領収書を会社に 提出して不正にお金をもらえば立派な詐欺行為である。とは言っても、そんな行 為は珍しいことではない。

 法律問題はさておき、後で書き入れる数字が3万円以上であれば印紙を貼らな ければいけない。まさか、飲み屋の領収書に100万円以上の金額は書かないだろう から、記載金額が100万円以下は200円である。印紙も貼らないで4万円と書き入 れた領収書を経理に渡したら、後で金額を書き入れたのではと疑われてしまう確 率は高い。

 印紙税法上は、飲み屋でもらう白紙の領収書は何ら問題がない。ただ、受取金 額の記載のない領収書には200円の印紙を貼ることになっている。その後、金額を 書き加えた場合には、その金額に見合う印紙を追加して貼ることになる。一般的 に、領収書に貼る印紙代はお金を受け取るほうが負担するようだが、別にどちら が負担しても構わないのだ。

 ところで、白紙の領収書に勝手に数字を書き入れる行為は私文書偽造となるが、 それでも税法では印紙を貼る義務がある。なんだか変ではないかと思われようが、 こんなことはよくある。例えば、違法建築でも固定資産税がかかる、詐欺で稼い だお金でも所得税がかかる、といった具合に…。つまり、その所得・資産の形成 要因には関わりなく課税するのが税法なのである。

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